【越前史料】
識別記号 ac1947001
資料記号 22A 23Q
標題 越前史料
年代 1457年~1920年
主年代 江戸
年代注記 1457(長禄頃)-1920年代(大正期)、1917(大正6)年-1925(大正14)年頃写、主年代:江戸
記述レベル fonds
書架延長/数量 30m/1387点
物的状態注記 1387点(1368冊、19鋪)
出所・作成 松平家
履歴 「越前史料」は、「春嶽公記念文庫」に含まれていた複製本類の通称である。「春嶽公記念文庫」は、福井藩主松平春嶽慶永の子慶民が1906(明治39)年に分家して子爵家を創立し、慶永の遺品等が慶民に継承されたことにより、1917(大正6)年に創立された。慶民が父春嶽に関する維新史料を整理保存することに努めていたことから、旧福井藩松平家編纂事業として大正期に発足したものと推測される。その内容は、松平家文書の他、領内の旧越前藩士・寺社所蔵史料および編纂物などを、編纂担当者が1917(大正6)年−1925(大正14)年頃に採訪して影写・謄写したものである。
(関係地)越前国足羽郡福井‐福井県福井市[現在]
(主題)春嶽公記念文庫
(役職等)―
伝来 1947・1948年度に春嶽公記念文庫より譲渡。
入手源 春嶽公記念文庫
範囲と内容 越前史料は、松平家(越前)藩史編纂のために影写・謄写しており、(1)松平家文書、(2)旧越前藩士所蔵文書、(3)寺社所蔵文書、(4)藩庁文書、(5)領内村方文書、(6)編纂物に大きく分けることができる。 (1)松平家文書は、寛文年間「布興姫様御婚礼結納之記」、文化3(1806)年「福侯録」などの藩侯史料である。 (2)の旧越前藩士所蔵文書が量的に一番多く、例えば「山本文書」と題が付され、一家あたり多いものは10冊を越える。各家の系図・先祖書別冊仕立になっているものもある。「山本文書」(仮番号1283)の場合は、「東京小石川区大和町山本鉄次郎氏所蔵」のものを、大正6(1917)年8月より採訪し同11(1922)年9月の間に文書写の影写本8冊、系図等5冊を書き写している。この「山本文書」には後北条氏文書23点が含まれている。 (3)の寺社所蔵文書は、藩士分と同様に各寺社ごとに写されている。 (4)藩庁文書としては「訴訟書付」等があり、領内支配に関わる(5)村方文書には、慶長3(1598)年「太閤検地水帳写」、文化元(1804)年「吉崎浦百姓口上書」など豊富な内容をもっている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件 影写・謄写本は、大美濃・美濃判の袋綴本に仕立ててあり、表紙・裏表紙とも紙表紙で総丁子染である。表紙には書題箋(貼付)が付されている。本紙は薄美濃紙(ドウサ引きもあり)を用いている。
検索手段 カード目録、仮目録(昭和22年度、昭和23年度)
原本の所在
利用可能な代替方式 福井県立図書館が全文書を撮影している。
関連資料 「春嶽公記念文庫」資料は、当館の他に福井市立郷土歴史博物館に寄贈された分と徳川林政史研究所に一部寄託されたものがある。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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