【甲斐国巨摩郡青柳村秋山家文書】
識別記号 ac1947006
資料記号 22F
標題 甲斐国巨摩郡青柳村秋山家文書
年代 1705年~1877年
主年代 江戸後
年代注記 1705(宝永2)年-1877(明治10)年、主年代:江戸後期
記述レベル fonds
書架延長/数量 5m/1230点
物的状態注記 1230点(1069冊、合3冊、122通、9継、26綴、1枚)
出所・作成 秋山家
履歴 秋山家については、18世紀半ば以前の歴史が必ずしも明らかでないが、1817(文化14)年に家督を継いだと思われる源兵衛より代々源兵衛を名乗り、1847(弘化4)年に青柳村百姓代、1852(嘉永5)年に長百姓に任ぜられ、1855(安政2)年以降は長百姓として固定している。そのうち1856・1861・1867・1870・1871(安政3・文久元・慶応3・明治3・明治4)年の各年は名主をつとめた。廃藩置県後は秋山源兵衛が1872(明治5)年に青柳村戸長、1874(明治7)年増穂村に合併後は同村副戸長をつとめている。 秋山家は文政期には持高1石未満であったが、安政期60石、明治初年137石と、幕末期に地主として急速に成長している。また天保期以後は茶屋源兵衛と称して茶商にも従事していた。なお青柳村には甲州3河岸のひとつ青柳河岸があったが、1874(明治7)年に富士川運輸会社が設立され、秋山源兵衛が副社長に就任している。1893(明治26)年には秋山家によって秋山銀行が設立されている。
(関係地)甲斐国巨摩郡青柳村‐山梨県巨摩郡第三十区青柳村‐増穂村青柳‐南巨摩郡増穂町青柳[現在]
(主題)甲府藩領|幕府領|上飯田陣屋|市川陣屋
(役職等)長百姓|名主|戸長|副戸長|地主|茶商
伝来 1947年度に徳川林政史研究所より譲渡。
入手源 徳川林政史研究所
範囲と内容 本文書群は、(1)近世青柳村村方文書、(2)近代村政文書、(3)秋山家の家文書によって構成されると考えられる。大半は(1)の近世青柳村村方文書であり、時期的には18世紀後半以降(宝暦・明和期以降)のものがほとんどを占める。青柳村では年番名主制がとられ、主な村方文書は「書物帳面引渡帳」によって年番名主に引き継がれていた(本文書群には文政期以降の「書物帳面引渡帳」が27冊残っている)。そのため、近世最後の名主であった秋山家に青柳村文書の主要部分が伝来したものと考えられる。内容的には、土地、貢租、村入用、戸口等に関する基本帳簿をはじめ、貯穀・拝借夫食関係、用水・川除普請関係などの史料が豊富である。青柳河岸など交通・運輸に関する文書はほとんど見あたらない。 (2)は青柳村戸長ならびに増穂村副戸長時代の文書が少数存在する。(3)は秋山家の私的経営に関わる文書であり、幕末から明治初年にかけての小作帳簿30冊余りを中心に、天保期以降の茶商関係史料、貢租関係史料などがある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第13集(1967年)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 現地の秋山家に文書が残存していると思われる。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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