【伊予国伊予郡上野村玉井家文書】
識別記号 ac1949001
資料記号 24A
標題 伊予国伊予郡上野村玉井家文書
年代 1662年~1988年
主年代 江戸後
年代注記 1662(寛文2)年-1988(明治11)年。
記述レベル fonds
書架延長/数量 30m/4050点
物的状態注記 約4050点、他に未整理史料が若干ある。
出所・作成 玉井家
履歴 玉井家の伝によれば、始祖は和泉国岸和田浪士の中村六右衛門を称し、天正年中に当地に居住し、南神崎村庄屋六左衛門先祖何某と縁組みして、同村の庄屋役を譲られたという。初代玉井三郎右衛門(慶長元−寛永15年)以降、三右衛門、孫右衛門、与三右衛門、三右衛門、儀兵衛、三右衛門、和助、元之進、和助、三右衛門、恒之丞、梅太郎、守之助と14代続いて上野村の庄屋役を世襲した。玉井家の持地は、1778(安永7)年時で3町9反7畝7歩、高45石1斗4升2合であり、あまり変化はなかった。守之助の時に明治維新を迎えたが、以後も玉井家は里長・村長に就任した。
(関係地)伊予国伊予郡上野村‐宇和嶋県第七十三区上野村‐第八大区第九小区上野村‐神山県第二十大区第九小区‐愛媛県伊予市上野[現在]
(主題)庄屋‐里長‐村長
(役職等)庄屋‐里長‐村長
伝来 1949年度に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者。
範囲と内容 本文書群は(1)庄屋文書、(2)里長文書に分けられ、玉井家の家文書はほとんど含まれていない。(1)は本文書群の大部分をしめる。1780(安永9)年3月の替地により、上野村全村が大洲藩領となってからの文書が中心で、1780(安永9)年から1784(天明4)年頃までは上野村上分・下分、または上野村一村として帳簿が作成されていたが、以後は本村組・松本組(以上2組が上分)、丸田組・上郷組(旧下分)の4組にわけて作成された。内容的には、1782(天明2)年の検地帳、田畑高寄帳などの土地台帳がある。年貢関係では1759(宝暦9)年以降の物成割付帳、不作下調帳、濡米割付・取立帳、年貢米俵控帳、年貢納庭帳、内収納取立帳、年貢米納通、過未進〆出帳、年貢算用帳など一連の帳簿が揃っている。夫役関係では、役高帳、足役触付帳が各組ごとに作成された。1770(明和7)年以降の「宗門改帳」や宗門手形の類も多い。6代目庄屋儀兵衛以降、1736(元文元)年から1871(明治4)年までの「書込日記」85冊は、庄屋から代官にあてた書上・諸届・伺・届書類を書き留めたものである。他に、1751(寛延4)年から1872(明治5)年にかけての「御触状写」103冊、1718(享保3)年から1772(明和9)年までの「廻状写」10冊がある。村入用に関わる文書も豊富で、歳中請払帳、免割并村入用割方帳、年行司座入用、庄屋所入用、村賄入用帳、銀米入用帳、小入用帳、不事入用帳、囲籾割付帳などがある。(2)明治初期の上野村里長文書が若干ある。1871(明治4)年上野村四組の人員控帳をはじめとする戸籍帳類、布告写(明治5・6年)、地籍取調帳などがある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件 未整理分については閲覧できない。
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第20集(1972年)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 玉井家(愛媛県伊予市)では、文書約200点を所蔵している。
出版物 『史料館報』17号(1972年11月)に概要が記されている。
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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