【出羽国秋田郡大館武茂家文書】
識別記号 ac1949006
資料記号 24F
標題 出羽国秋田郡大館武茂家文書
年代 1762年~1890年
主年代 江戸後
年代注記 1762(宝暦12)年-1890(明治23)年、主として1830年代以降。
記述レベル fonds
書架延長/数量 1m/554点
物的状態注記 554点;数量の内訳(『史料館所蔵史料目録』第33集による。但し、解題では、469点とある。)95冊、317通、5綴、117枚、2舗、2括、その他。
出所・作成 武茂家
履歴 久保田(秋田)藩士武茂氏は、戦国後期下野国の武将宇都宮鎌綱が隠居後、この名字を称したのに始まる。後、常陸の佐竹氏に仕え、武茂堅綱(芦庵、露庵)の代、1602(慶長7)年の佐竹氏の秋田移封とともに、秋田に移った。久保田藩では、南部藩領との国境の備えを固めるために設けられた大館城代の組下を命じられて、所預(城代)の家老職を勤めることになり同地に居住した。大館城代は藩境維持のほか藩林監守、郷校の管理、また城内の管理に当たるものであるが、所預家老としての武茂氏はこれらの諸務の管理、処理に携わっていた。  本文書の武茂家は、武茂竪綱の次子安綱及び養子縫殿助久綱の家系である。久保田藩での武茂次男家の家格は廻座で、100−150石を給され明治維新に至っている。維新後は給地の一つ北秋田郡花岡村に居住し、地主経営を行った時期もある。
(関係地)1.羽後国秋田郡大館町‐秋田県大館市[現在]|2.羽後国秋田群花岡村‐秋田県北秋田郡花岡村‐秋田県大館市[現在]|3.秋田県北秋田郡東大館町‐大館市長倉町‐大館市赤館町[現在]
(主題)藩士‐地主
(役職等)藩士‐地主
伝来 1949年に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者
範囲と内容 武茂家文書は、佐竹家と武茂家の家政関係に大別される。しかし、同家が勤務する大館所預にかかる史料はきわめて少なく、むしろ久保田藩本藩にかかる史料の方が多い。ただし、大部分は明治維新後の武茂家の家政関係史料である。『史料館所蔵史料目録』第33集の項目によって構造を示すと次の通りである。  (1)佐竹家関係では、嘉永4(1851)年以降、幕府・朝廷から藩主佐竹家あての「仰渡書付書」など、庄内藩征討の達書、「考書稿」(藩主事歴)、吉凶記録、(2)武茂家関係のうち、a,家政関係では「分限控帳」などの知行、「御物成取立帳」などの収納にかかる文書、また給禄の計算書類、金禄公債証書関係書類、地券・地租及び地価金調査書類、「月並雑用覚帳」などの家計関係文書、土地売買証券、小作証券などがある。B,日記では「久保田出府中日記」など、このほか、c,書状、d,学芸では葬礼などの礼式、方位占いなどの秘伝書、聖天尊礼拝の信仰、詠草など文芸に関するものがある。  なお、『大館市史編さん調査資料』第1集「一関家文書目録」(1971年)に本史料の目録が収録されている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第33集(1981年);第33集の表記は「出羽国秋田郡大館佐竹家家中武茂家文書」。
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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