【出羽国秋田郡北比内片山村谷地田家文書||YACHIDA family papers and collections of Kita-Hinai-Katayama village, Akita district, the province of Dewa】
識別記号 ac1949011
資料記号 24K
標題 出羽国秋田郡北比内片山村谷地田家文書||YACHIDA family papers and collections of Kita-Hinai-Katayama village, Akita district, the province of Dewa
年代 1811年~1899年
主年代 明治前
年代注記 1811(文化8)年-1899(明治32)年、主として明治維新から1870年代頃まで。
記述レベル fonds
書架延長/数量 .8m/157点
物的状態注記 157点;数量の内訳(仮目録)115冊、27通、12綴、2袋、1括
出所・作成 谷地田家
履歴 片山村は、秋田郡北比内の一村で、米代川と長木川の合流点近くにあり、1860(万延元)年で62戸、363人の戸口があった。1794(寛政6)年の当高(貢納高の算定基礎)は224石余で、多数の久保田(秋田)・大館給人(久保田藩士)に分給されていた。同村は、1878(明治11)年、9か村との連合の戸長役場を東大館町に置き、1889(明治22)年、市制町村制の施行にあたっては川口村などと合併して下川沿村となり、その大字となった。1955年、下川沿村は大館市と合併した。 谷地田家は、代々片山村に居住し、勘右衛門を名乗っていたが、この文書群は4代勘右衛門家の分家勘之丞家のものである。幕末維新期に4代谷地田勘之丞が片山村肝煎(維新後、里正)として村政に当たっていた。廃藩置県後、里正は廃止となったが、勘之丞は引続き伍長・伍長総代として、戸長・副戸長の下に村自治の職責にあったようであり、その間、地租改正事業も同村で実施されたとき、その事務に当たった1人のようである。勘之丞の後は勘五郎となるが、文書では、1880(明治13)年頃、嘉吉が跡を継いだとみられるものもある。
(関係地)出羽国秋田郡北比内片山村‐秋田県北秋田郡片山村‐秋田県北秋田郡下川沿村片山‐大館市片山町[現在]
(主題)肝煎
(役職等)肝煎
伝来 1949年度に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者
範囲と内容 谷地田勘之丞の片山村肝煎の職務に関するものと、谷地田家の家政に関するものとに、二大別される。各項の文書を例示すると次の通り。 (1)片山村々政関係のうち、a,肝煎・里正事務関係では「神社書上帳」「巡察使より被仰渡書上扣」「村界里数書上帳」、b,伍長総代関係その他では(1872年・明治5年以降。谷地田氏以外の伍長総代分を含む)、「地租改正人員帳」「日々人足帳」「地租金受取書」「斎藤雄五朗立替金請求之訴」など。(2)谷地田家関係のうち、a,家政関係では「納税帳」「万覚帳」「授業料請取書類」及びb,書状である。 なお、『大館市史編さん調査資料』第1集「一関家文書目録」(同編さん委員会、1971年)に本史料の目録が収録されている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件 EAD-XML検索システムでの検索も可能ですが、閲覧を希望する場合は事前に情報サービス第2係(歴史資料担当)へお問い合わせ下さい。
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 仮目録(昭和24年度)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物
注記 参考文献谷地田勘五郎著『上方参りの記』、谷地田弘他4名(印影版による復刻)、1987年(原著執筆は、1890年、明治20年) 「先祖系図」「谷地田家過去帳よりの写」「いとこ住所録」1971年
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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