【出羽国秋田郡十二所岡本家文書】
識別記号 ac1949012
資料記号 24L
標題 出羽国秋田郡十二所岡本家文書
年代 1674年~1891年
主年代 明治前
年代注記 1674(延宝2)年-1891(明治24)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 2m/224点
物的状態注記 224点;数量の内訳(『史料館所蔵史料目録』第33集による)82冊、1通、3綴、19通、12舗
出所・作成 岡本家
履歴 久保田(秋田)藩士岡本氏は宇都宮氏の家臣であったが、のち佐竹氏に仕え、1602(慶長7)年の佐竹氏の秋田移封とともに秋田に移住した。当初は横手、1615(元和元)年秋田郡十二所に転住し、戊辰戦争後、大館に移った。 岡本氏は、近世を通じ秋田郡中野村などを知行地として、100−180石を給され、十二所代官組下の十二所給人とされた。十二所は隣藩南部藩との境にあり、給人としての業務は十二所境口番所など藩境警備であった。また明治維新後、戊辰戦争では久保田藩は奥羽越列藩同盟と対立し同盟側と戦ったが、岡本大作は鉄砲頭として出陣した。廃藩置県後は北秋田郡第二大区第六小区の副戸長を勤めている。
(関係地)1.出羽国秋田郡十二所町‐秋田県大館市十二所町[現在]|2.秋田県北秋田郡大館町‐秋田県大館市桜町[現在]
(主題)藩士|副戸長
(役職等)藩士|副戸長
伝来 1949年に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者
範囲と内容 『史料館所蔵史料目録』第33集によれば、岡本氏の勤務に関するもの(勤役)、家政等の記録、その他書籍類に大別される。 (1)勤役に関するもののうち、a,佐竹家関係では藩主佐竹家の系図、藩主動向に関するもの、b,法制関係では藩法令など、c,境目関係では1674(延宝2)年以降の境目争論文書と関連絵図、d,戊辰戦争関係では「陣中日知録」、軍功書、e,家禄・賞典禄関係では維新後の給禄に関するもの、f,副戸長関係書類では統計、県達などである。(2)岡本家に関するもののうち、a,知行関係では「知行高取立帳」など、b,家政関係では「貨殖録」「出納簿手扣」など、また、c,日記・記録では「日帳」「随筆録」「袖廼内漫録」などである。このほか、(3)書籍では兵法、武術の秘伝書などがある。 なお、当館刊行の目録のほか『大館市史編さん調査資料』第1集「一関家文書目録」(同編さん委員会、1971年)に本史料の目録が収録されている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第33集(1981年);第33集の表記は「出羽国秋田郡十二所佐竹家家中岡本家文書」。
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 岡本家所蔵文書(大館市)がある。
出版物 『大館市史編さん調査資料』第10集「茂木筑後家蔵文書・十二所口戊辰戦争関係文書」(同編さん委員会、1973年)
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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