【秋田県北秋田郡大館町栗盛家文書】
識別記号 ac1950008
資料記号 25H 27H
標題 秋田県北秋田郡大館町栗盛家文書
年代 1847年~1935年
主年代 明治
年代注記 1847(弘化4)年-1935(昭和10)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 26m/937点
物的状態注記 937点及び3箱(未整理分);形態、数量内訳は、竪帳、半帳、書状。835冊、51綴、44通、その他7(目録カードによる) このほか3箱。
出所・作成 栗盛家
履歴 栗盛吉右衛門(第2代。幼名定五郎。1838−1914年(天保9−大正3年)は大館の生まれであるが、蝦夷箱館で産をなし、1857(安政4)年頃、帰郷し荒物・呉服・小間物などを扱う商店松前屋を開いた。近代にはさらに事業を拡大し、貸金業も経営した。また、大館周辺の土地を集積するなど、北秋田郡地方有数の資産家として知られた。後にこれらの事業は、1910(明治43)年創立の栗盛合資会社に継承された。一方、吉右衛門は、同年財団法人栗盛教育団を設立、義務教育未就学者への援助、高等教育就学援助、就業奨励、人材養成にあたった。また1889(明治22)年には、市制町村制施行後の大館町会議員となり、以後、5期にわたり議員を勤めた。栗盛家は吉右衛門の後、鉄蔵・倉松と続き当代(章介氏)に至っている。
(関係地)出羽国秋田郡大館町‐秋田県北秋田郡西館町‐秋田県北秋田郡大館町‐秋田県大館市[現在]
(主題)商人|地主
(役職等)商人|地主
伝来 1950年度・1952年度に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者
範囲と内容 この文書群のほとんどは栗盛家の事業活動に関するもので、(1)商業関係では「当座帳」「小坂砿山送塩帳」「米数出入帳」「綿打帳」、(2)土地・地主経営関係では「名寄帳」「田方反別地価持主一覧表」「取立帳」「開墾人足帳」「石代帳」「米穀作付帳」、(3)木材・普請関係では「木挽帳」「木材運搬帳」、(4)日記、(5)家計関係では「買物帳」などがある。また、(6)町経費・課税関係では「茂内役場上納帳」、(7)訴訟関係では蟹沢栄太郎訴訟書類、七座村々債一件書類がある。(8)運輸関係では「荷揚帳」「駄賃当座扣」、(9)貸借関係文書では「金子借用証文」、(10)町会議案・町予算案などがある。このほか、「丁内金銭受払帳」「火防坪取立帳」「民費課出集金帳」など大館町中町の町政文書が含まれている。 なお、目録未了の3箱分の史料は、仕切書、書状など同家の事業関係の文書である。本史料群の中には栗盛教育団文書は見られない。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法 25H:史料番号1~49、27H:史料番号1~162
利用条件 未整理分(3箱)は閲覧できない。
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 カード目録(文書群記号表記中「27K」を「27H」に訂正)・仮目録(昭和25年度、昭和27年度)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物 翻刻青柳唯志編『栗盛吉右衛門翁伝』、栗盛教育団、1934(昭和9)年渡部誠一郎著『人をつくり人につくす ―大館・栗盛教育団の軌跡―』、編者、1990年
注記 これまでの史料名は、「出羽国秋田郡大館栗盛家文書」。 『総覧』の記号「27K」は、「27H」の誤り。
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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