【伊勢国松坂雑纂】
識別記号 ac1951016
資料記号 26P
標題 伊勢国松坂雑纂
年代 1649年~1883年
主年代
年代注記 1649(慶安2)年-1883(明治16)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 1m/178点
物的状態注記 178点(69冊、105通、3綴、1鋪)
出所・作成 三井高遂
履歴 三井高遂については、当館所蔵文書の「諸礼書」(27N)を参照されたい。
(関係地)京都府京都市中京区[現在]
(主題)新町三井家当主
(役職等)新町三井家当主
伝来 1951年度に旧三井文庫保管のものを譲渡。
入手源 旧三井文庫
範囲と内容 本文書群は、三井高遂が収集した松坂周辺の文書で、収集の年代や経緯については不詳である。松坂は和歌山藩松坂領の城下町で、1769(明和6)年には、本町組・新町組・日野町組・魚町組・西町組・中町組・湊町組・町廻り組の8組46町からなっている。それぞれの町組(町廻りを除く)は大年寄・町年寄によって管掌されており、大庄屋会所で町政事務を行った。本文書群は、断片的な武家と町方文書及び松坂近郊村々の大庄屋・庄屋文書である。(1)1649(慶安2)年の「勢洲飯高郡山村寺井村御検地帳」が初見であるが、文禄3年の豊臣秀吉が発した伊勢国多気郡神領目録、伊勢国度会郡内神領目録、條々を一冊に書写したものがある。(2)まとまっているのは一志郡松ケ嶋村関係文書で、庄屋田中家文書が主である。「勧農之儀ニ付御領取〆り一巻」(1796年・寛政8年)、「若年之人江折々読聞セ可申事」(1835年・天保6年)、「質素倹約被仰出ニ付連印帳」(1842年・天保13年)、「此度組替五人組連印帳」(1869年・明治2年)などがある。他に「浦組御備之帳」(1843年・天保14年)、「浦組御備取組地士帯刀人姓名帳」(1843年・天保14年)、「異国船渡来之儀ニ付地士帯刀人浦組御手当心得振扣帳」(1843-1853年・天保14-嘉永6年)、「浦組御定書帳写」(1845年・弘化2年)、「浦組御備之帳写」(1849年・嘉永2年)がある。新松ケ嶋組井村の1857・1858(安政4・5)年、1840(天保11)年の家数と人数増減帳が3冊ある。(3)和歌山藩では1692(元禄5)年の高野騒動を契機に農村支配の強化が図られ、地侍層(地士)改めが行われたのに関係して「松坂領地士姓名帳」(「松坂領名字帯刀他所刀御免之者共姓名帳」と合綴、1702-1867年・元禄15-慶応3年、2冊)があり、3領全体の「勢洲松坂領田丸領白子領村高家数寺社調」(1694年・元禄7年、1732年・享保17年写)がある。(4)町組に関しては、「七組間掛り歩役書分并惣町組々書分帳」(1815年・文化12年)、「松坂町々人別切支丹宗門改帳」(1855年・安政2年、日野町組を除く7冊)がある。(5)松坂地方手代元〆指添、町方同心、書役など町奉行勤務の久世家の日記(雑記、特に幕末から明治初めの歌人・国学者久世準助(達蔵・安庭、本居春庭門人)を含む)がある。他に外科医松本家の日記(1769-1804年、明和6-文化元年)がある。(6)城下御為替組5家のひとつ、殿村家の賄覚帳や同家宛書簡類がある。(7)維新政府の諸官省・和歌山藩・松坂民政局などからの触書集成「官府移文御触書」(1868-1871年、明治元-明治4年)、1869(明治2)年松坂領東岸江組「大指出帳扣」がある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 カード目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物 『松阪市史』第11巻、史料篇近世(1)政治(1982年)、『同市史』第12巻、史料篇近世(2)経済(1983年)
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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