【武蔵国幡羅郡下奈良村吉田家文書】
識別記号 ac1951018
資料記号 26R
標題 武蔵国幡羅郡下奈良村吉田家文書
年代 1645年~1852年
主年代 江戸後
年代注記 1645(正保2)年-1852(嘉永5)年、近世後期が多い。
記述レベル fonds
書架延長/数量 1m/159点
物的状態注記 159点(152冊、6通、1綴)
出所・作成 吉田家
履歴 吉田家は1726(享保11)年四方寺村名主吉田六右衛門の弟市右衛門が下奈良村に分家したことに始まり、農業、白木綿売買、金融業を営んだ。幡羅郡下奈良村は旗本7給地であったが、そのうち75石余を与えられた植村氏の知行地の名主を、吉田氏が1753(宝暦3)年から勤めた。1818(文政元)年に江戸で町屋敷を購入し、地代・店賃を徴収した。利根川通普請や奈良堰・備前堀修復等の助成金や貧民救済資金をたびたび上納し、苗字帯刀を許された。
(関係地)武蔵国幡羅郡下奈良村‐入間県幡羅郡下奈良村‐熊谷県幡羅郡下奈良村‐埼玉県幡羅郡下奈良村‐埼玉県幡羅郡奈良村‐埼玉県熊谷市大字下奈良[現在]
(主題)名主|地主|酒造業者
(役職等)名主|地主|酒造業者
伝来 旧三井文庫保管のものを1951年度に譲り受けた。
入手源 旧三井文庫
範囲と内容 吉田家文書の一部であり、(1)江戸町屋敷経営、(2)下奈良村名主文書、(3)その他に分類できる。(1)は吉田家が江戸で経営した町屋敷とその関連文書であり、日本橋亀島町に所在した吉田久兵衛名義の吉田会所から下奈良村の吉田本家宛の報告と、それに関連するものがほとんどを占め、町触、1837(天保8)年「米価売捌元直取調帳」、町屋敷沽券用留、地代・店賃、湯株・髪結床株、金銀勘定、仕切書、家普請、普請金貨付関係史料がある。(2)には助郷・用水助成、1645(正保2)年「下なら地帳」等がある。(3)には1783(天明3)年「信州浅間山其外変事一件訴書実正之書付写」、1788(天明8)年の江戸町々米屋等打ちこわしの「御仕置伺」と「申渡」、1837年「大坂表大塩騒動ニ付島屋佐右衛門并京屋矢兵衛方え参候書状写」(史料番号62,98。)等風聞記録が多い。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第10集(1964年)
原本の所在
利用可能な代替方式 埼玉県立文書館が全文書を撮影している。
関連資料 東京大学法学部法制史資料室および埼玉県立文書館に吉田家文書がある。当館蔵、実業史博物館準備室旧蔵史料(書籍の部)に「金銭出入帳 1冊」あり。(目録10集に記載ずみ)。その後、同史料再整理につき現在の整理No.を確認の事。(上記以外にも、吉田家文書と思しもの数点混入していたと考えられる。)
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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