識別記号 | ac1951019 |
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資料記号 | 26S |
標題 | 山城国京都駕輿丁文書||The ancient document of KAYOCHO of Kyoto, the province of Yamashiro |
年代 | 1817年~1871年 |
主年代 | 江戸後 |
年代注記 | 1817(文化14)年-1871(明治4)年 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | .5m/31点 |
物的状態注記 | 31点 |
出所・作成 | 未詳 |
履歴 | 駕輿丁は、天皇の行幸の際に輿を担ぐもの達であり、古代には左右近衛、左右兵衛の四府に属する下級の職員であったが、次第に職務の傍ら商工業や運送業に従事するようになり、鎌倉時代には四府駕輿丁座が設けられた。室町には駕輿丁の課役免除特権を得るために、諸商人などが加わり、本座のほかに猪熊座・嵯峨座・朱雀座などが設けられた。また、駕輿丁は四府の管轄のもとをはなれ、官務壬生家や外記中原家の所属となり、兄部に統括された。兄部は壬生家などに補任料の上納によって抱えられていた。豊臣秀吉の楽座令によって専売権などの特権は否定された。しかし、近世にも駕輿丁奉仕の組織は残り、商人達が加入した。また、兄部を通じた壬生家の支配なども存続する。由緒に関する記述では伝統的な組織としての側面が強調されるため、同史料の検討には、駕輿丁に関する歴史的な理解が必要である。なお、駕輿丁文書の発生管理母体については充分に確認できなかったが、文書作成者名には右近衛兄部大石左馬介、右近府野口、左近衛府森田、右近府沙汰人小野民部といった複数の名前が見られる。出所を異にするコレクション史料と見た方がよかろう。 (関係地)山城国京都‐京都府京都市[現在] (主題)― (役職等)― |
伝来 | 1951年度に旧三井文庫保管のものを譲渡された。なお、各文書の裏表紙には取得年月日が付箋に記され糊付けされていて入手状況の一端が明らかである。総点数31点のうち1932(昭和7)年取得のもの2点、1933年取得が6点、1934年7月7日取得が18点、同年11月27日取得が2点、1935年が2点、1936年が1点であり、本文書の取得が一時になされたものではなく、6次にわたって収集されたことが明らかである。収集先は、1936年のものが日本経済史研究所が有した駕輿丁史料を複写したものであり、1935年収集のものは大阪市の古書店からの購入である。 |
入手源 | 旧三井文庫 |
範囲と内容 | 駕輿丁文書は、上記のようにコレクション史料であり、その中身は(1)右近府兄部大石左馬介の手にかかる駕輿丁諸用留や大石中務参役覚書(天保2年-慶応3年)、(2)右近府野口家にかかる御駕輿丁御用留、(3)左近衛府森田にかかる御触書、(4)右近府沙汰人小野民部にかかる御用日記、御東幸駕輿丁支度金配分帳、(5)日本経済史研究所が所蔵する「駕輿丁由記」の複写物、(6)その他からなる。これらは、入手単位のまとまりでもある。史料年代は幕末のものが大半であり、当時の朝廷の政治的な位置の変動にともない駕輿丁奉仕を行なうものが不足していることを訴える文書も見られる。 |
評価選別等スケジュール | ― |
追加受入情報 | ― |
整理方法 | ― |
利用条件 | ― |
使用条件 | ― |
使用言語 | JAPANESE |
物的特徴及び技術要件 | ― |
検索手段 | 『史料館所蔵史料目録』第68集 |
原本の所在 | ― |
利用可能な代替方式 | ― |
関連資料 | ― |
出版物 | ― |
注記 | |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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