【武蔵国多摩郡後ケ谷村杉本家文書】
識別記号 ac1955011
資料記号 30K
標題 武蔵国多摩郡後ケ谷村杉本家文書
年代 1591年~1910年
主年代 江戸後
年代注記 1591(天正19)年(写)、1669(寛文9)年-1910年頃(明治末)
記述レベル fonds
書架延長/数量 8m/3593点
物的状態注記 3593点(732冊、2658通、129綴、74鋪)
出所・作成 杉本家
履歴 杉本家は江戸時代後ケ谷村の名主を勤めた家である。名主名としては、杢右衛門・勘左衛門である。後ケ谷村は、1827(文政10)年に改革組合村が編成された際、蔵敷村を中心とした7か村小組合に入り、所沢村(埼玉県)を親村とする59か村の大組合に属した。1863(文久3)年代官江川太郎左衛門が支配村々で農兵を養成するにあたって、杉本家は農兵世話役にあたっている。1875(明治8)年に戸長を勤めている。 1877(明治10)年前後高揚した自由民権運動の影響は、神奈川県会が開設した頃から当地にもおよび、杉本勘左衛門は豪農のなかから生まれた民権家である内野杢左衛門とも関わりがあったことが史料にあらわれる。明治末に杉本勘左衛門は学務委員と衛生委員となって活動している。
(関係地)武蔵国多摩郡後ケ谷村‐韮山県多摩郡後ケ谷村‐神奈川県多摩郡後ケ谷村‐第十一区十番組後ケ谷村‐狭山村後ケ谷‐第十一大区十小区狭山村後ケ谷‐多摩郡狭山村‐東京府北多摩郡狭山村‐大和村狭山‐東京都北多摩郡大和町狭山‐東京都東大和市狭山[現在]
(主題)名主|戸長
(役職等)名主|戸長
伝来 1955年度に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者
範囲と内容 杉本家文書は、大きく(1)近世名主文書、(2)戸長役場文書、(3)村役場関係文書、(4)家の私文書に分けられる。(1)は、1669(寛文9)年「山口領後ロ谷戸村水帳」「山口領後谷村新田検地水帳」を上限とした土地関係、1674(延宝2)年「御年貢可納割付」を初めとする年貢関係、戸口関係等、全分野について残存しているが、特に年貢関係がまとまっている。また近世後期の御用留が揃っている。改革組合村関係も含まれる。(2)には1871(明治4)年「人別帳」他、布達・規則類、地租改正関係等、量的に多い。(3)は市制町村制が布かれてからの史料であって村会記録、学校関係など少量である。(4)については、近世以来の土地売買、貸金関係に関わる証文類が数多くある。明治になって升酒・質屋渡世の願が出されている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第65集 (1997年)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物
注記 『史料館報』67号(1997年)に「湖底に沈んだ村の文書目録−『武蔵国多摩郡後ケ谷村杉本家文書目録』の刊行−」(森安彦)がある。
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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