| 範囲と内容 |
私文書が1点も含まれていないことが特徴である。したがって、本文書群の出所は根古地新田村である可能性が高いのであるが、故紙業者が購入に際して庄屋文書のみを選別した可能性も否定できないので断定は避ける。 内容は、18世紀前半は村明細帳・五人組帳・宗門改帳など村方の基本帳簿が主であり、この時期の史料は43件ある。18世紀後半、特に安永-寛政期の史料を全く欠くことが年代的な特徴として挙げることができる。19世紀後半の史料は、同一年の宗門人別帳・五人組帳・人別送り状綴・鉄砲証文綴・村入用帳などが1セットで袋に入れられており、原状が比較的よく残存している。
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