【武蔵国多摩郡連光寺村富沢分家文書】
識別記号 ac1957014
資料記号 32N
標題 武蔵国多摩郡連光寺村富沢分家文書
年代 1628年~1925年
主年代 江戸後
年代注記 1628(寛永5)年-1925(大正14)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 2m/619点
物的状態注記 619点(413通、187冊、4綴、9鋪)
出所・作成 富沢分家
履歴 富沢分家は、1675(延宝3)年、富沢市郎兵衛の次男として分家を創設した。この富沢家は本家につぐ家格を保持し、村政に関与し、正徳から享保頃に一時、甚五郎が名主を勤め、その後年寄役も勤めている。旗本天野氏の財政窮乏期に地頭との関係を深め、天明・寛政頃から勝手方賄を引き受け、名字帯刀を許され、地頭給人格を得るに至る。さらに天保期に地頭賄名主として、一般村政以外の年貢取立職務を行っている。富沢分家は、享保頃より土地所有を拡大し、明治初期では居村と他村合わせて12石余を有する地主となる。初代は甚五左衛門といい、甚五郎−甚五左衛門−宗左衛門(宗次郎)−奥右衛門(造酒三郎)と代をへて明治に至る。
(関係地)武蔵国多摩郡連光寺村‐神奈川県多摩郡連光寺村‐南多摩郡連光寺村‐多摩村連光寺‐東京府南多摩郡多摩村大字連光寺‐東京都南多摩郡多摩町大字連光寺‐多摩市連光寺[現在]
(主題)名主|年寄役|旗本賄名主|地頭給人格|地主
(役職等)名主|年寄役|旗本賄名主|地頭給人格|地主
伝来 1957年度に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者
範囲と内容 本文書群は、(1)地頭賄名主(勝手方賄名主)文書、(2)連光寺村文書、(3)家文書の3つのまとまりになる。大半が近世で、明治期は少ない。(1)は、旗本天野氏の財政窮乏からくる御用金、先納金などの賦課取立に関わる史料が見られる。(2)は、正徳期から享保頃に一時甚五郎が名主役を勤め、その後年寄役に就いての関わりからの村方史料である。富沢家の名主役史料を補完するものが含まれる。他に(3)家文書には土地売買証文、金融に関する証文、薪商の史料とともに養子・分家関係、冠婚葬祭関係などのものがある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第6集(1957年);第6集の表記は「武州多摩郡連光寺村富沢家分家文書」となっている。
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 当館所蔵に本家の「武蔵国多摩郡連光寺村富沢家文書」30Jおよび多摩市に「富沢家文書」がある。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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