識別記号 | ac1958004 |
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資料記号 | 33D |
標題 | 越前国丹生郡新保浦両林家文書 |
年代 | 1792年~1901年 |
主年代 | 明治前 |
年代注記 | 1792(寛政4)年-1901(明治34)年 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | 4m/222点 |
物的状態注記 | 222点(36冊、287通、9綴、20束、1包、1枚)及び未整理2箱 |
出所・作成 | 両林家 |
履歴 | 両林家は、1702(元禄15)年に廻船業を創業し、文政期には繁栄を極めた。新保浦には廻船業を営むものが多く、近世後期には両林平左衛門が手広く津軽・江差方面にまで船を送っている。この浦の相木惣兵衛は織田地方の年貢米を扱う商人となり、海運業に進出し、同家を継いだ嘉右衛門は500石積船で廻船業を続けており、この嘉右衛門と平左衛門は1751(宝暦元)年に争論を起こすことになる。当浦の舟を引揚げておく〓(潤の王が月)(ま)の所有が原因であったが、藩の裁許を受けて決着している。天保期に千石積船両長久丸を新造したが、1836(天保7)年に難破し、廻船業から手を引いた(『越前町史』1977年)。両林平左衛門は、1835(天保6)年に新保浦の庄屋を勤めており、他に3名の庄屋役の名が見える。なお、1872(明治5)年に油屋肝煎の退役願を提出している。平四郎の時代となって、1874(明治7)年副戸長の任命を受け、次年に浦役人にも任命されている。次の初次郎は、1879(明治12)年新保浦戸長となっている。両林家の家伝による由緒には、常陸国大椽国香の臣桂春木治郎政治忠が、承平年中平将門の乱の落武者となって丹後国へ移った後に運送業をはじめ、両古郷の字をとって両林と改めたといわれる(前掲書)。 (関係地)越前国丹生郡新保浦‐福井県丹生郡新保浦‐福井県丹生郡四ケ浦村新保‐福井県丹生郡越前町新保[現在] (主題)庄屋|浦役人|副戸長|廻船業 (役職等)庄屋|浦役人|副戸長|廻船業 |
伝来 | 1958年度に故紙業者より購入。 |
入手源 | 故紙業者 |
範囲と内容 | 本文書群は、(1)近世新保浦文書、(2)近代新保浦戸長文書、(3)廻船業関係その他の家文書、に分けることができる。(1)は「村継御用触状」や福井藩の浦方への触があり、年貢諸役関係として「物成銀米納方通」などが比較的まとまっている。また、海上難破船救助に関する連判一札、「山中・上海・宿三ケ浦地境内済取替証文」などが残存している。(2)には「戸長引渡目録帳」「御布告并諸帳簿旧戸長引渡目録領収簿」などがある。(3)には廻船業関係を手広く商っていたことが窺える「買仕切」「買目録」「蝦夷地御用目録」などがあるが、全体としては近世後期の廻船廃業以降の廻船業以外の史料が主である。なお、明治末期の「資本金取調帳」類がまとまっている。 |
評価選別等スケジュール | |
追加受入情報 | |
整理方法 | |
利用条件 | 未整理分は閲覧できない。 |
使用条件 | |
使用言語 | Japanese |
物的特徴及び技術要件 | |
検索手段 | カード目録 |
原本の所在 | |
利用可能な代替方式 | |
関連資料 | 現地に両林家文書が保存されていることがうかがえる(『越前町史』、1977年)。 |
出版物 | |
注記 | |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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