【山城国京都堀之上町万屋小堀家文書||YOROZU-ya KOBORI family papers, Hori-no-ue town, Kyoto, the province of Yamashiro】
識別記号 ac1958008
資料記号 33H
標題 山城国京都堀之上町万屋小堀家文書||YOROZU-ya KOBORI family papers, Hori-no-ue town, Kyoto, the province of Yamashiro
年代 1831年~1916年
主年代
年代注記 1831(天保2)年-1916(大正5)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 2m/380点
物的状態注記 約380点
出所・作成 小堀家
履歴 小堀家の祖は彦根藩士の子と伝えられ、幼少の頃に京都の両替商に奉公にあがり、満28歳の時、1762(宝暦12)年、京都六角高倉にて両替商を創業したという(村上勝彦「小堀家文書の追跡調査」『日本歴史』494号、1989年)。また、当館所蔵文書では、初代甚兵衛が1772(安永元)年、36歳の時に店を開き、1800(寛政12)年に隠居し、1802(享和2)年に69歳をもって亡くなったという(仮番号44)。その後、2代目甚兵衛は1826(文政9)年に59歳で亡くなり、3代目が30歳で相続している。同家ではこの間も順調に経営を拡大し、京都・江戸間の両替、大名貸し、近江商人などへの貸付けなどを行った。屋号は万屋を称した。また、3代目の時より神仏の加護を求め、日蓮宗への帰依を増して行くようである。
(関係地)山城国京都六角通堀之上町‐京都府京都市中京区六角通柳馬場西入堀之上町[現在]
(主題)両替商
(役職等)両替商
伝来 1958年度に古書店より購入。
入手源 古書店
範囲と内容 小堀家文書の理解には、本来、東京経済大学が所蔵する史料も含めた経営組織の検討が必要である。取り敢えず当館分の史料を内容的に分類するならば、(1)両替商経営文書(2)家関係文書などである。(1)には毎月毎に収支の差引勘定を大福帳をもとに行った「書抜帳」が、1866(慶応2)年から1896(明治29)年まで193冊が見られる。同文書によれば、大福帳は6種存在したようであり、この点からは同家の事業が6つの部門からなっていたことを推測させる。他にも様々な帳簿類が存在するが、各帳簿の性格、帳簿相互の関係は今後の課題である。(2)には屋敷の普請、屋敷地の売買、病気全快覚、明治の感謝状類などがある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第68集
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 東京経済大学所蔵(203点)のものがあり(東京経済大学図書館『小堀家文書目録』、1985年)、当館でマイクロ収集を行った(F9801 F9902)。他に小堀家現蔵分(当館マイクロ収集F9807)、ホテル松井所蔵分(当館マイクロ収集F9904)がある。
出版物 村上勝彦「小堀家文書の追跡調査」(『日本歴史』494号、1989年)参照。
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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