【越後国蒲原郡下新村本間家文書】
識別記号 ac1958021
資料記号 33U
標題 越後国蒲原郡下新村本間家文書
年代 1686年~1870年
主年代 江戸
年代注記 1686(貞享3)年-1870年代(明治初期)
記述レベル fonds
書架延長/数量 1m/780点
物的状態注記 78点(20冊、52通、6綴)
出所・作成 本間家
履歴 下新村は、元和年間、浦沢村より分村して下新田と称していた。下新田は、元和年間に本間彦左衛門と土田忠祐がともに開発した土地である。1668(寛文8)年の村上藩主榊原氏が本田を検地して下新村と改称した(『中蒲原郡誌』)。「元禄郷帳」には浦沢村枝郷として高186石余と記載され、「天保郷帳」でも浦沢村枝郷として高220石余とある(角川地名辞典)。本間家は、元和年間の下新田の開発人である本間彦左衛門の家であり、その後豪農としても知られ、白河藩からは大肝煎格を与えられ、さらに村松藩の御用達も勤めている。本間家当主は、文政期に徳左衛門・治左衛門、明治期に新作と名乗っている。 本間新作時代の土地経営は、1885(明治18)年に地価7万円の土地を所有し、千町歩地主の斎藤家と同額であることからもその経営規模が判る。さらに、地主の持つ商品米(売米)量は、1887(明治20)年に4500俵であり、中蒲原郡では4位にあたる(『新潟県大地主名簿』農政調査会、1968年)。
(関係地)越後国蒲原郡下新田‐越後国蒲原郡下新村‐新潟県中蒲原郡新関村下新‐新発田県‐新潟県五泉市‐新潟県新津市下新[現在]
(主題)庄屋|大肝煎格|藩御用達|地主
(役職等)庄屋|大肝煎格|藩御用達|地主
伝来 1958年度に古書店より購入。
入手源 古書店
範囲と内容 本文書群は少量であり、ほとんどが近世分で明治期は少ない。本間家文書は、新潟県新津市立図書館(『下新本間家旧蔵資料目録』約530点)と新津市市之瀬在住の本間チヨ家(図書館寄託以外『市之瀬本間チヨ家資料目録』約100点)とに分かれて保存されており、当館所蔵分のみでは構造を明らかにするにはいたらない。当館所蔵分は、下新村庄屋・大肝煎格・村松藩御用達に関するものも少ないが、1686(貞享3)年の「免相」や年貢割付状、白河藩から大肝煎格として受けた1812(文化9)年「扶持米受取手形控」、「管内村組編成ニ付口達書并村組合高付」が残っている。その他は本間家の地主経営等に関してはまとまってはいないが、借金証文や質地・小作帳簿と証文類がある。なお、借金の際に子供を引当にした証文が残されている。明治期の帳簿には本間店・本間帳場と記されている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 仮目録(昭和33年度)・カード目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 本間家文書は、新潟県新津市立図書館(寄託史料)および新津市市之瀬在住本間チヨ家にある。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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