【美濃国山県郡東深瀬村林家文書】
識別記号 ac1959011
資料記号 34K
標題 美濃国山県郡東深瀬村林家文書
年代 1609年~1934年
主年代 江戸後
年代注記 1609(慶長14)年-昭和初期(1925-1934年)、近世後期が主。
記述レベル fonds
書架延長/数量 17m/3104点
物的状態注記 3104点(1678冊、1407通、4綴、1巻、14枚)
出所・作成 林弥左衛門家
履歴 林弥左衛門家は、近世初期には東深瀬村の組頭・百姓代を勤め、元禄期以降東深瀬村西組の庄屋となり、文化期に一時退役、1831(天保2)年に再任している。また東組庄屋も天保−幕末期には兼帯していた。村外に目を転じると、椎倉村・高木村などの他村庄屋を兼帯していた時期がある。また、東深瀬村は3か村もしくは4か村の水利普請組合に所属しているほか、検見入用を共同で負担する西山県郡七ケ村組合に所属し、林家はその惣代を勤めていた時期がある。さらに郡中惣代というより広域の組合村の惣代であったこともあるようである。 一方、経営としては、安永期に150石、安政期に350石と村内最高の土地所持者として地主経営を行い、また酒造も営んでいた。
(関係地)美濃国山県郡東深瀬村‐岐阜県第八大区三小区東深瀬村‐岐阜県山県郡富岡村‐岐阜県山県郡高富町東深瀬[現在]
(主題)庄屋;地主・酒造業;頭百姓
(役職等)庄屋;地主・酒造業;頭百姓
伝来 1959年度に古書店より購入。
入手源 古書店
範囲と内容 本文書群は、大きく(1)東深瀬村西組庄屋、(2)東組庄屋・新組庄屋、(3)三箇村水利組合・四箇村水利組合、(4)西山県郡七箇村組合ほか組合村、(5)講、(6)林家の6つのグループに分けることができる。 (1)では、1609(慶長14)年の検地帳を始めとして、年貢割付状・皆済目録、免割帳など村方の基本的文書が揃っている。(2)は、天保から幕末期にかけてこれらの役職を兼帯していたため、存在する史料である。前庄屋から引き継いだ文書も含まれるため、この項目の史料年代は就任年代をはるかに遡る。内容は(1)とほぼ同様である。 (3)は、水利普請の箇所付・配賦・御普請願・目論見・出来形帳・普請入用・人足帳などの諸史料である。(4)では、「御検見諸入用割賦帳」「郡中検見大割帳」などがこれに該当する。また、非常によく揃っている廻米関係の史料はこの項目に属する。そのほか、郡中惣代として授受作成した種々の組合村文書がかなりある。 (5)は、頼母子講などの講組織の文書である。(6)には、永代売渡証文・小作帳・勘定帳・借金証文・金銭出入帳など地主経営としての諸史料がある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第35集(1984年)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 現地に東組庄屋文書が存在する。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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