【三河国額田郡東阿知和村内田家文書】
識別記号 ac1960003
資料記号 35C
標題 三河国額田郡東阿知和村内田家文書
年代 1792年~1883年
主年代
年代注記 1792(寛政4)年-1883(明治16)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 2m/220点
物的状態注記 220点(178冊、19綴、22通、未整理1括)
出所・作成 内田家
履歴 内田家は、17世紀後期から18世紀前期にかけて東阿知和に来住したと考えられる。代々甚右衛門を名乗り、明和期以前から村役人をつとめていたようであるが、はっきりしているのは1792(寛政4)年から1803(享和3)年まで11年間、東阿地和村庄屋の任にあったことである。これに引き続き、同年から1825(文政8)年までの22年間は、岡崎領6手永のひとつ額田手永の大庄屋として管下37か村の村落支配行政を担当している(『新編岡崎市史』3近世、766頁、1187頁)。大庄屋退任後は再び庄屋をつとめたようである。明治以降も額田県第七大区第五小区戸長に任ぜられるなど、重要な位置を占めている(『新編岡崎市史』10、史料・近代下、83頁)。 内田家の持高は明和期に24石余、文化期には27石余で、近世後期には一貫して村内随一の規模を保っている。金融業も営んでおり、文化期には年間100両以上の貸付を行っている。さらに、文政期以降は絞油業も営んでいる(『新編岡崎市史』同前、および1258頁)。
(関係地)三河国額田郡東阿知和村‐額田県を経て愛知県第十大区第二小区東阿知和村‐第十一区東阿知和村‐額田郡岩津村東阿知和‐岡崎市東阿知和町[現在]
(主題)大庄屋‐庄屋‐戸長;地主‐絞油業
(役職等)大庄屋‐庄屋‐戸長;地主‐絞油業
伝来 1960年に故紙業者より購入。
入手源 故紙業者
範囲と内容 本文書群は今も現地に残存する内田家文書の一部が何らかの理由で流出したものと考えられ、比較的数量が少ないが、大きく分けて、(1)額田手永大庄屋文書、(2)東阿知和村庄屋文書、(3)内田家家政文書から構成される。(1)は「手永萬御通」「手永割取集帳」「村々御入用帳」など手永入用に関する帳簿類が中心である。ほかには質取引に大庄屋として奥印した控えである「奥印帳」などが含まれる。(2)の東阿知和村庄屋文書とはっきりわかるものはほとんどないが、「寛政四年諸帳面改帳」(仮番号35)や「明治元辰年田畑勘定帳」(仮番号43)などがある。(3)では絞油関係の帳簿類がかなりまとまっているのが目立つ。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 カード目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 岡崎市東阿知和町内田利彦氏が大庄屋文書、戸長役場文書など多数を所蔵している(『新編岡崎市史』20総集編、『東阿知和内田家文書目録』)。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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