【陸奥国白河郡川上村川下村文書】
識別記号 ac1960011
資料記号 35K
標題 陸奥国白河郡川上村川下村文書
年代 1661年~1889年
主年代 江戸後
年代注記 1661(寛文元)年-1889(明治22)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 4m/661点
物的状態注記 661点(620冊、40通、1綴)
出所・作成 川上村川下村
履歴 「川上村川下村」は1村の名称である。その由来については不詳であるが、1603(慶長8)年の「常世之内北野村縄打帳」(『福島県史』8)にはすでに「川上村川下村」と記されている。領内では川上村と川下村の2か村に分けて扱われることもあったといわれているが、本文書群を見た限りでは基本的に1村として機能している。ただ村名は、近世期には「川上村川下村」のほか「川上川下両村」「川上両村」「川上村川下共」「川上村」「川下村」「河下」「川上下組」と様々な名称が使われている。明治期には主として「川上村」または「川上」である。近世期の庄屋役は通常は1名だったようであるが、2名の時もあり、白石家、近藤家、鈴木家、藤田家などが交替でつとめている。明治期、川上には、川上村田野作村中塚村戸長役場、ついで川上村外十九箇村戸長役場がおかれ、1889(明治22)年の町村合併で笹原村が成立したのちは役場所在地になっている。
(関係地)陸奥国白河郡川上村川下村‐磐城国白川郡川上村川下共‐棚倉県‐磐前県第五大区小七区川上村‐第五大区小三区川上村‐福島県第十八区川上村‐福島県東白川郡川上村‐福島県東白川郡笹原村川上‐福島県東白河郡塙町川上[現在]
伝来 「村用諸帳面引渡帳」(史料番号2)に1820(文政3)年から1869(明治2)年までの庄屋引継記録と1937(昭和12)年までの区長引継記録があり、また「福島県東白川郡笹原村長高橋英正」の朱印と文書番号が表紙に記された文書が多数見られる。これらのことから、本文書群の多くは代々の庄屋および区長の手で引き継がれてきたものであると推定される。当史料館へは1960年度に金沢春友氏より譲渡された。金沢春友氏については「金沢春友収集史料」(28K)を参照のこと。
入手源 金沢春友氏
範囲と内容 (1)近世川上村の村方文書および、(2)明治期川上村の行政文書によって構成される。(1)は、白石家、近藤家、鈴木家、藤田家など代々の庄屋によって引き継がれてきたと推定される文書群で、年貢割付状・皆済目録をはじめとする基本的な村方文書が各分野にわたって残存している。(2)は1878(明治11)年以前の川上村用掛所文書および1878年以降の戸長役場文書などである。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件 EAD-XML検索システムでの検索も可能ですが、閲覧を希望する場合は事前に情報サービス第2係(歴史資料担当)へお問い合わせ下さい。
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 仮目録(昭和28年度)・カード目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 「川上四区有文書」(『福島県文化財調査報告書第77集・福島県古文書所在確認調査報告書』1980年、福島県教育委員会、所収)は棚倉藩領川上村庄屋文書の一部とある。
出版物
注記 塙町史
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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