識別記号 | ac1960013 |
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資料記号 | 35M 45B |
標題 | 山城国京都二条家文書||NIJO family papers, Kyoto, the province of Yamashiro |
年代 | 1433年~1882年 |
主年代 | |
年代注記 | 永享5〜明治15年 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | 2m/454点 |
物的状態注記 | 35Mは442点、桐製文書箱1個(43.5×36.8×44.0_p)。45Bは12点。 |
出所・作成 | 二条家 |
履歴 | 二条家は藤原北家の嫡流九条家の分家で、五摂家(近衛・九条・二条・一条・鷹司)の一つである。鎌倉中期の九条道家の次男良実(1215〜1269)が二条京極第を居所としたことから、二条を家名とした。また、銅駝御殿とも呼ばれた。本史料の年代に対応する当主は、8代持基(1390〜1445)から26代基弘(1859〜1928)まで。江戸期の14代昭実(1556〜1619)は、親徳川派の公卿として知られる。その子康道(1607〜1666)以降、二条家では代々徳川将軍の猶子となり、偏諱をうけるのを通例とした。江戸時代の二条家の屋敷の位置は、今出川御門外一町東にあった。江戸時代の家禄は1708石5斗である。明治期の基弘のとき公爵となる。当時の生活は東京中心であったが、京都の西京今出川寺町入常磐井殿町にも住いを有した。家職は歌道。菩提寺は二尊院(京都市右京区嵯峨)。九品寺(京都南区東九条上御霊町)に歴代の墓がある。 (関係地)1.山城国京都‐京都府京都市[現在]|2.東京府東京市第三大区五小区牛込津久戸前町‐東京都新宿区[現在] (主題)公家‐華族・公爵 (役職等)公家‐華族・公爵 |
伝来 | 1960年度に35Mを古書店より購入、1970年度に45Bを追加購入。 |
入手源 | 古書店ほか |
範囲と内容 | 本史料群のうち、35M分の発生の契機は、二条家の家の機能に基づいて作成、授受、保管された私的な史料群と、二条家の摂家としての家職の機能に関わって作成、授受、保管された公的な史料群の2系統がある。さらに、前者は当主とその家族の個人的活動、あるいは当主とその家族による狭義の家組織の機能のもとで作成、授受、保管された史料群と、諸大夫以下の家臣によって構成される家政組織の機能に基づいて作成、授受、保管された史料群とに分けられる。したがって、35M史料群は、おもに次の3つの発生の契機を異にする史料群の集合体と考えられる:1.二条家の当主とその家族による家組織の機能に基づいて作成、授受、保管された史料群;2.二条家の家臣による家政組織の機能に基づいて作成、授受、保管された史料群;3.二条家の摂家という家職の機能に関わって作成、授受、保管された史料群。 また、45B分は、明治6年(1873)から同15年にかけて、二条家の扶局のもとで、作成され、保管された史料12冊である。東京邸(本館)の家扶の名は藤木経立で、京都邸の家扶(西京詰)の名は石束錫福であった。家扶の人員、職掌等は、各家々により差があると思われるが、当主の下に置かれ、家政事務、内外の応接、会計、家従以下の雇任などの任務を主に担っていた。 |
評価選別等スケジュール | |
追加受入情報 | |
整理方法 | 35Mと45Bは、受入年の隔たりから両者の統合を避けた。現配列に従い通し番号を付し、紐・紙縒・包紙などで一括された文書は現状に従い枝番号を付し、整理番号とした。 |
利用条件 | |
使用条件 | |
使用言語 | JAPANESE |
物的特徴及び技術要件 | 35M史料群の形態の特徴は、ほとんどが和紙を料紙とし墨書。一部の史料は、桐製文書箪笥に保管されていた。45B史料群は、半紙判の8行罫紙を料紙とした書冊11冊と、半紙判の和紙を料紙とした書冊1冊。虫喰いが甚だしく、特に表紙の破損がひどい。 |
検索手段 | 『史料館所蔵史料目録』第68集(1999年) |
原本の所在 | |
利用可能な代替方式 | |
関連資料 | 明治大学刑事博物館、238点、既刊目録あり;慶応義塾大学所蔵二条家文書;京都教育大学所蔵二条家文書;神宮文庫寄託二条家文書;東京大学史料編纂所二条家文書;交通博物館所蔵二条家文書、41点;本館所蔵徳大寺家文書(32G・33T)中の二条家文書。また、itemレヴェルの検索が可能なリストあり。 |
出版物 | 参考:『明治大学刑事博物館目録』第15集、1959年;下橋敬長『幕末の宮廷』東洋文庫353・平凡社、1979年;新見吉治「五摂家の家礼と家臣」徳川林政史研究所『研究紀要』昭和46年度、1972年など。 |
注記 | 文書箪笥と史料の整理番号との関係を示すと、No.104〜141までが上段引き出し、No.142〜177が中段引き出し、No.178〜208が下段引き出しに収められた史料である。それ以外のNo.1〜103、No.209〜212は、文書箪笥の外に保管されていた史料群である。 |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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