識別記号 | ac1960022 |
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資料記号 | 35V 36S |
標題 | 肥前国小城鍋島家文書 |
年代 | 1642年~1929年 |
主年代 | ― |
年代注記 | 1642(寛永19)年-1920年代。 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | 5m/562点 |
物的状態注記 | 562点 |
出所・作成 | 鍋島家 |
履歴 | 小城藩は、1617(元和3)年4月、鍋島元茂が祖父直茂より小城・佐賀・神崎3郡の内において知行所(定米1万363石余)と家臣83人を譲り受け、同年12月には父勝茂より小城・杵島郡に知行所(定米1万18石余)と家臣77人を譲り受けたのに始まる。1640(寛永17)年には、幕府より部屋住格の分家として認められたが、佐賀本藩に従属性の強い支藩として「三家格式」によって位置づけられていた。1656(明暦2)年に知行高7万3252石余が定着し、以後幕末まで、直能、元武、元延、直英、直員、直愈、直知、直尭、直亮、直虎と11代と続いた。1869(明治2)年6月直虎は版籍奉還し、小城藩知事に任命されたが、1871年の廃藩置県で小城藩は小城県となった。 (関係地)肥前国小城郡小城‐佐賀県多久市小城町[現在] (主題)大名 (役職等)大名 |
伝来 | 1960年度および1961年度に原蔵者より譲渡。 |
入手源 | 原蔵者。 |
範囲と内容 | 本文書群は(1)小城鍋島家の家史料と、(2)藩史編纂事業に関わる史料とに分けられる。 (1)は、a,幕末期の鍋島直堯の政治活動に伴う授受文書や直尭に提出されたと思われる建白書など、b,明治維新後の小城鍋島家の家政史料がある。いずれも量的にはわずかである。 (2)は本文書群の中核をなす史料である。a,小城鍋島家における藩史編纂史料(稿本)が中心である。各日記や記録から学事・武芸・兵制など主題別に抜き書きしたもので、小城鍋島氏の事績や儀礼に関するものが多いが、藩財政や地方支配に関するものも若干含んでいる。佐賀大学付属図書館に所蔵する小城鍋島家文書の日記に欠けている年代の書写本もある。b,藩史編纂過程で集められたと思われる原文書や写本。有職故実の写本、「武徳編年集成」25冊、「山代郷屋敷指図」、「浜崎御蔵床差図」、「小城興譲館ノ図」などの差図類がまとまっている。c,藩史編纂過程で新たに作成された聞書史料。1910(明治43)年から1916(大正5)年にかけて、小城鍋島家中の古老中島清武・留守長秀の談話を速記録にしたもので、藩政、町村行政、士卒の階級、租税、兵制および海防、刑罰、訴訟、狩猟、山林土木など記事は多岐にわたっている。 なお、36Sは35Vの追加史料として譲渡されたもので、本藩の鍋島勝茂・直茂・綱茂・吉茂・宗茂の各年譜、小城藩の元茂・直能・元武・元延の各年譜52冊、「葉隠聞書」9冊、「藩翰譜」6冊がある。 |
評価選別等スケジュール | ― |
追加受入情報 | ― |
整理方法 | ― |
利用条件 | ― |
使用条件 | ― |
使用言語 | JAPANESE |
物的特徴及び技術要件 | ― |
検索手段 | カード目録 |
原本の所在 | ― |
利用可能な代替方式 | ― |
関連資料 | 佐賀大学付属図書館所蔵の「小城鍋島家文書」があり、その一部をマイクロ収集している(F8106)。 |
出版物 | 『小城郡誌』(1934年)を参照のこと。 |
注記 | これまでの文書群名は「肥前国略絵図」。 |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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