【常陸国土浦大久保家文書】
識別記号 ac1961004
資料記号 36D 43B
標題 常陸国土浦大久保家文書
年代 1686年~1893年
主年代 江戸後
年代注記 1686(貞享3)年-1893(明治26)年、大半は寛政期から明治期のもの。
記述レベル fonds
書架延長/数量 .6m/158点
物的状態注記 158点
出所・作成 大久保家
履歴 土浦藩土屋家家臣。家伝によれば、同家祖親信は、はじめ武州男衾郡赤浜に居住し小田原後北条に従い、子親家のとき水野石見守長勝(のち旗本)の傘下に入り、その子満親(延宝元年没、享年53歳)のとき土屋数直に召し出され、代々禄高300石をもって同家に仕えた。親安(元文5年没、享年79歳)が御用人・番頭・家老に任命されたのをはじめ、代々御用人に列したものが多い。親安後の当主は親庸−親次−親善−親脩(修)−親仁−親春−親正−親誠と続き、なかでも幕末の当主親春は著名である。同人は大坂城代を勤めた藩主土屋寅直に仕え、その公用人として在勤中およびその前後に、水戸勤皇派と連なって国事鞅掌に活躍したため幕府の譴責を受け永蟄居の身となり、1859(安政6)年藩邸内に幽閉されている。文書は親脩(修)−親仁−親春−親正の代のものが中心であり、江戸時代最後の当主となった親正は土浦藩権大参事以後、政府出仕に始まり、1893(明治26)年長野県大町区裁判所判事を退職するまで様々な公職についた。
(関係地)常陸国新治郡土浦‐茨城県土浦市[現在]
伝来 本文書36Dと43Bは、それぞれ1961年と1968年との両年度に分かれて当館の所蔵に帰した。36Dの史料群は茨城県土浦の旧藩主土屋家宝庫(昭和5年設置)に移管してあった大久保家伝来の文書群であり、1961年度に原蔵者より譲渡を受けた。ただし、これより先の1954年度、同宝庫にあった「土屋家文書」を当館が譲り受けたが、搬入以前に「土屋家文書」と「大久保家文書」との間で混入・錯乱がみられた。43Bの史料群は1968年度に同様に原蔵者(東京都文京区千駄木)より譲渡を受けたものである。
入手源 原蔵者
範囲と内容 「大久保家文書」は大きく3つのまとまりからなる。(1)土浦藩の役務柄伝来した文書、(2)明治維新期の公職に関する文書、(3)大久保家の家に関する文書である。(1)には藩主である土屋家に関するもの(系図・系譜、城郭・屋敷など)と、天保期を中心とする藩政に関するものがあり、(2)には、幕末維新期の当主大久保親正が就任した公職の辞令などがある。(3)には、大久保家の系図、武芸、大久保親脩日記(天明7年-寛政2年、天保4年)、幕末の大久保親春の時期には幕末政情・海防関係のものがある。 「常陸国土浦土屋家文書」(29D 36D)との間で一部混入・錯乱がみられる。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件 EAD-XML検索システムでの検索も可能ですが、閲覧を希望する場合は事前に情報サービス第2係(歴史資料担当)へお問い合わせ下さい。
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第15集(1969年)。
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 当館所蔵「土浦土屋家文書」の中に史料の一部が混入している。
出版物
注記 本文書36Dと43Bは、それぞれ1961年と1968年との両年度に分かれて当館の所蔵に帰した。36Dの史料群は大久保親正夫人たき子氏の意志により土屋家宝庫(昭和5年設置)に移管してあった大久保家伝来の文書群であり、1961年度に当館が古書店を通じて譲渡を受けた。ただし、これより先の1954年度、同宝庫にあった藩主家土屋家文書を当館が譲り受けたが、搬入以前に土屋家文書と大久保家文書との間で混入・錯乱がみられた。ことに36Dに混入・錯乱が多く、分離不可能であり、36Dの文書記号は大久保家文書、および土屋家文書双方に付与している。43Bの史料群は1968年度に当主正氏(東京都文京区千駄木)より譲渡を受けたものである。
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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