識別記号 | ac1961006 |
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資料記号 | 36F |
標題 | 山城国京都平松家文書||HIRAMATSU family papers, Kyoto, the province of Yamashiro |
年代 | 1191年~1932年 |
主年代 | 江戸 |
年代注記 | 建久2年(1191)-昭和7年(1932)、大半は近世のもの。 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | 6m/2076点 |
物的状態注記 | 2076点 |
出所・作成 | 平松家 |
履歴 | 公家平松家は桓武平氏の流れを汲み、近世初頭、西洞院時慶の次男時庸によって起こされた家である。なお、時庸の弟忠康は長谷家を、時貞は交野家をそれぞれ設け、さらに平松時量の子行豊は石井家の祖となるが、これに西洞院家を加えた五家が近世公家社会における平氏一門を構成する。同家は代々、朝廷において小納言・侍従を歴任して参議にいたり、二位の中納言をもって先途とした。また、内廷では近世中期、議奏職を勤めたが、多くは仙洞御所との深い関わりから、仙洞の要職である院伝奏を勤めた。その結果、同家文書群の中には公武に関する史料も多数見られる。所領は山城国乙訓郡中久世・寺戸・大薮村3か村において200石を与えられた。 (関係地)山城国京都‐京都府京都市[現在] (主題)公家‐華族;議奏‐院伝奏 (役職等)公家‐華族;議奏‐院伝奏 |
伝来 | 1961年に原蔵者より譲渡を受ける。 |
入手源 | 原蔵者 |
範囲と内容 | 当館所蔵の平松家文書は、同家に伝来した文書の一部であり、文書群の全体像は京都大学付属図書館が収蔵する2000点近い文書群と併せての検討が必要である。当館所蔵の文書群は概ね大きく(1)平松家の家に関する文書、(2)朝廷への勤仕に関する文書、(3)平松時厚関係文書、(4)文芸・諸芸関係からなっている。(1)には過去帳、冠婚葬祭関係の史料、贈答行為・家計・信仰に関するもの、(2)には朝廷における諸儀式(改元・正月規式・節会・石清水放生会・春日祭・元服・布衣始など)、天皇・上皇に直接関わる行事史料、関東参向(日光例幣使・贈経使)、諸役勤にかかわる役向きの日記なども見られる。(3)時厚は1845(弘化2)年に生まれ、1911(明治44)年に没するが、この間戊辰戦争への参加に伴い三河国裁判所総督、奥羽戦勅使などを勤め、また、後には宮内権大丞、新潟県知事、華族会館の設置運営などにあたった。(4)和歌・漢詩をはじめとして、雅楽・香道・茶道・和学など近世宮廷文化に関わるものである。 |
評価選別等スケジュール | ― |
追加受入情報 | ― |
整理方法 | ― |
利用条件 | ― |
使用条件 | ― |
使用言語 | JAPANESE |
物的特徴及び技術要件 | ― |
検索手段 | 『史料館所蔵史料目録』第31集(1980年) |
原本の所在 | ― |
利用可能な代替方式 | ― |
関連資料 | 明治43年(1910)、時の当主平松時厚氏によって京都大学付属図書館に、同家文書の一部が寄贈され、「特書文庫平松家本」が設けられた。同文庫にかかる文書の多くは古代・中世のものであるが、近世文書も含まれる。議奏在職中の記録、関東参向院使の時の留書なども見えており、利用にあたっては文書相互の確認が必要である。なお、当館では上記文庫史料の一部をマイクロ収集した(F7908 F8602)。 |
出版物 | ― |
注記 | |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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