| 範囲と内容 |
大橋家文書は、大きく3つに分かれる。(1)庄屋文書、(2)戸長文書、(3)家に関わる酒造関係文書である。(1)には1645(正保2)年「竹御検地帳之写」を上限に、1844(天保15)年「御水帳写」、幕末期の宗門人別改帳、本願寺東門徒関係、1854(嘉永7)年「田畑高付畝歩覚帳」、「夜仕事縄銭取立帳」、それから用水・井堰関係争論綴(延宝9年-文久元年)などが見られる。(2)には1875(明治8)年「出産物取調御届書」、同年大清水村・南清水村合併に関する願書、1874年「臨時徴兵取調御届書」、寺院関係のものなどが見える。(3)には、1868(慶応4)年「酒造営業書上覚」があり、「酒造人藤八」の名が見える。なお、この外に隣村小田苅村「小林源左衛門宅地絵図」が存在するが、これがそもそも大橋家文書の中にあったものか、あるいは購入先である古書店において混入したものかどうかに関しては不明である。
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