| 履歴 |
寺尾家は地主で、1871(明治4)年の「田畑散田坪付請判帳」(史料番号2)によれば小作人が43人。聖一色村に寺尾家は何軒かあり、確証はないが1873(明治6)年「酉諸役小入用帳」(史料番号14)に戸長・副戸長と並んで出てくる「地持 寺尾寛三郎」がそれではないかと推測される。寺尾寛三郎は1869(明治2)年に設立された「常平倉」(渋沢栄一の指導により設置された商法会所の後継組織)の「社倉組立方」に任命されている(『静岡市史』第2巻、491頁、1931年)。『静岡市史』近代、昭和44年、47頁に、有渡・安倍郡郡書記14等相当として「寺尾寛三郎」の名が見える。
(関係地)駿河国有渡郡聖一色村‐静岡県有渡郡聖一色村‐豊田村聖一色‐静岡市聖一色[現在] (主題)地主 (役職等)地主
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