【越前国丹生郡上糸生村松田家文書】
識別記号 ac1962010
資料記号 37J
標題 越前国丹生郡上糸生村松田家文書
年代 1810年~1895年
主年代 江戸後
年代注記 1810(文化7)年-1895(明治28)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 2m/223点
物的状態注記 223点(94冊、102通、2綴、24巻、1括)
出所・作成 松田家
履歴 松田家は、家伝によれば別姓に釣橋をもちいたとあり、当主名は1598(慶長3)年の検地帳には又左衛門、1612(慶長17)年に茂右衛門、1707(宝永4)年、1719(享保4)年に又左衛門、1729(享保14)年以降茂右衛門であると伝えられる(「松田氏記録艸」仮番号36)。1810(文化7)年以降、1840(天保11)年までの間、茂(藻)右衛門は上糸生村の庄屋役についている。一時庄屋役を辞めているが、1856(安政3)年に復帰している。なお、同村には鯖江藩領下乙坂組の大庄屋千穐家が居住している。明治期の当主は茂右衛門といい、1875(明治8)年敦賀県丹生郡第十二大区七小区二組副戸長、1876(明治9)年第十二大区七小区戸長、1880(明治13)年石川県丹生郡糸生村戸長、1884(明治17)年福井県丹生郡糸生小学校学務委員、1884−1889(明治17年−22)年下糸生村外十二箇村戸長、1887(明治20)年細野村外八箇村戸長(同年免職)、細野村外八箇村戸長(同年免職)と他村の戸長を兼職するなどの要職についている(仮番号58、『朝日町史』1976年)。
(関係地)越前国丹生郡上糸生村‐敦賀県丹生郡第十二大区七小区上糸生村‐石川県丹生郡糸生村‐福井県丹生郡糸生村‐朝日町上糸生[現在]
(主題)庄屋|戸長
(役職等)庄屋|戸長
伝来 1962年度に古書店より購入。
入手源 古書店
範囲と内容 本文書群は、(1)近世上糸生村村方文書、(2)松田家の家文書に分けることができる。明治期になっての戸長文書はまとまっていない。(1)は全体の占める割合も高く、その中では年貢関係史料が中心であり、1810(文化7)年以降安政期にかけてよく残存している。村役引継ぎに関する史料や用水普請に関するもののほかに、「若連中取極一札之事」「諸願書類日記」などがある。(2)では1849-1860(嘉永2-安政7)年の「金銀差引当座日記」、1893-1895(明治26-28)年「諸日記」が比較的にまとまっている。「上糸生村調法記」「天保丙申飢饉記録」「地震口説」などの記録類があり、松田氏の由緒について1892(明治25)年にまとめられた「松田氏記録艸」に詳しい。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 カード目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 本文書群と直接の関連はないが、上糸生村を含む大庄屋文書として「越後国丹生郡上糸生村千穐家文書」があり、当館で一部をマイクロ収集している(F7303参照)。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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