【遠江国豊田郡中泉久保村秋鹿家文書||AIKA family papers, Nakaizumi-Kubo village, Toyoda district, the province of Touto-umi】
識別記号 ac1964007
資料記号 39G
標題 遠江国豊田郡中泉久保村秋鹿家文書||AIKA family papers, Nakaizumi-Kubo village, Toyoda district, the province of Touto-umi
年代 1603年~1871年
主年代
年代注記 1603(慶長8)年-1871(明治4)年
記述レベル collection
書架延長/数量 1m/275点
物的状態注記 275点(133冊、137通、2枚、1綴、2袋)、ほかに未整理3箱
出所・作成 秋鹿家
履歴 秋鹿家は中世以来の土豪で、代々府八幡宮神主をつとめてきた。八幡宮領は南北朝期以来守護使不入の地であったが、1603(慶長8)年徳川家康より改めて中泉村のうち250石(久保村分)が社領として寄進された。記録によれば、1600(慶長5)年に秋鹿弥太郎直朝が幕府代官に登用され(史料番号59)、朝正、朝重、道重と四代にわたって幕府代官職を継いでいる。支配地は1619(元和5)年には遠州川西筋56か村、7300石余であったが、元禄期には敷知・浜名・引佐・長上・豊田・山名郡の合わせて2万石以上に増加している。しかし1697(元禄10)年に道重が没した後は代官職から離れ、府八幡宮の神主専職となって明治にいたっている(『磐田市史』通史編中巻近世、『磐田市郷土資料目録』)。
(関係地)遠江国豊田郡中泉久保村‐静岡県磐田市中泉久保町[現在]
(主題)幕府代官‐神官
(役職等)幕府代官‐神官
伝来 1964年度に原蔵者より譲渡。
入手源 原蔵者
範囲と内容 本文書群は、未整理の文書を除いて考えると、(1)幕府代官文書、(2)府八幡宮領久保村文書、(3)府八幡宮神官文書、(4)神官以外の公役関係文書、(5)秋鹿家の家文書、から構成されるといえよう。(1)の幕府代官文書としては、「元和五年遠州池田川西御代官所高帳」などがあるが、少数である。(2)の府八幡宮領久保村文書はかなりの数量にのぼり、「慶長八年遠州豊田郡中泉神領御縄打水帳」をはじめとする土地関係帳簿、「御年貢勘定目録」等の年貢関係文書、その他、村役人勤方や酒株関係などの文書がある。(3)の府八幡宮神官文書としては、「八幡宮本地堂月並勤行記」「八幡宮社本末社并建造物書上」「八幡社諸例式覚書」等のほか、祭礼関係の文書などがある。(4)の神官以外の公役関係文書としては、さしあたり文化年間の塩硝献上に関する文書をあげておく。(5)の秋鹿家の家文書には、由緒書や貸金関係の文書がある。ほかに親類書や秋鹿家宛て書状などが多数未整理文書に含まれる。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件 未整理分は閲覧できない。
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 史料仮目録A
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 磐田市中泉久保町秋鹿成文氏が元和−元禄期の幕府代官年貢勘定目録などを所蔵(『磐田市郷土資料目録』、磐田市誌編纂委員会、1985年)。そのうち中世および近世初期の文書の一部は『静岡県史料』第5輯(静岡県、1941年)に掲載されている。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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