識別記号 | ac1966012.02 |
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資料記号 | 41L-2 |
標題 | 山梨県中巨摩郡在家塚村西野村今諏訪村組合役場文書||The old documents of the cooperative offices of Zaikezuka, Nishino, and Imasuwa village, Naka-koma district, Yamanashi prefecture |
年代 | 1851年~1907年 |
主年代 | 明治後 |
年代注記 | 1851(嘉永4)年-1907(明治40)年、主に1876(明治9)年-1889(明治22)年 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | 4m/190点 |
物的状態注記 | |
出所・作成 | 未詳 |
履歴 | 在家塚村外二箇村組合役場管内は、百田(ひゃくた)村の西南、現在の白根町の最西部地域であり、御勅使(みだい)川扇状地であるが、本流の釜無川(富士川上流)の西岸にもあたる。この地域は、近世では西郡筋に属し、百々(どうどう)村、上八田(うえはった)村(両村は合併して百田村となる)などとともに「原七郷」といわれたところの一部で、在家塚村・西野村・上今諏訪村・下今諏訪村の4か村があった。近世初期には当初は幕府領であったが、のち甲府藩(徳川家・柳沢家)、1724(享保9)年の幕府領(甲府・上飯田・市川代官所など)を経て明治維新を迎えた。在家塚村の面積は東西7町半・南北16町半、西野村は東西15町半・南北16町半、上今諏訪村は東西10町・南北9町、下今諏訪村は東西17町・南北5町である。(『日本地名大辞典』)。明治維新後、各村は、1868(明治元)年に市川県、翌1869(明治2)年に甲府県、1871(明治4)年に山梨県の管轄となり、大小区制期には、1872(明治5)年に巨摩郡第二十三区・第二十六区、1876(明治9)年には山梨県第十三区に属し、1878(明治11)年の巨摩郡の分画では中巨摩郡に属した。 1875(明治8)年の「村事務所」、1878(明治11)年の「村役所」を経て、4村のうち、1884(明治17)年在家塚村と百田村に聯合戸長役場(戸長役場所在地は在家塚村。史料には「百在戸長役場」と表示されることが多い。ここでは名称を「百田村他一箇村戸長役場」に統一した)が組織され、一方、西野村・上今諏訪村・下今諏訪村には、豊村とともに、戸長役場が組織され、豊村外三箇村戸長役場(戸長役場所在地は豊村上今井組)の管轄となった。1889(明治22)年、上今諏訪村・下今諏訪村は合併して今諏訪村となり、西野村・在家塚村もそれぞれ1889(明治22)年に単独で市制町村制を施行した。ただ、この3村は組合役場を組織して役場を西野村に設置した。 1951年、在家塚村は他の2村との組合役場を解消、、飯野村と合併、巨摩町となり、さらに1954年、巨摩町・西野村・百田村・今諏訪村が合併して白根町となった。その後、源村の一部を編入して現在に至っている。 (関係地)甲斐国巨摩郡西野村・上今諏訪村・下今諏訪村・在家塚村‐山梨県中巨摩郡西野村・上今諏訪村・下今諏訪村・在家塚村・今諏訪村‐山梨県中巨摩郡白根町西野・上今諏訪・下今諏訪・在家塚[現在] |
伝来 | 当館が1966年度に他の山梨県下町村役場文書、長野県・新潟県役場文書とともに、一括して古書店(東京都内)より購入した。 |
入手源 | 古書店 |
範囲と内容 | (1)在家塚村事務所・村役所文書(34点)、(2)上今諏訪村事務所・村役所文書(7点)、(3)下今諏訪村事務所・村役所文書(16点)、(4)西野村名主(所)・戸長(事務取扱所)・村事務所・村役所文書(76点)、(5)百田外一箇村戸長役場文書(11点)、(6)豊村外三箇村戸長役場文書(15点)、(7)在家塚村外二箇村組合役場文書(30点)、(8)不明(1点)に分かれる。< (1)在家塚村事務所・村役所文書は村政一般、地租改正など一般的な土地関係を集めた土地、山林関係を特出した山林原野および物産、(2)上今諏訪村事務所・村役所文書は土地のほか損地起返関係を特出した水害損地、(3)下今諏訪村事務所・村役所文書は土地、山林原野、水害損地、(4)西野村名主(所)・戸長(事務取扱所)・村事務所・村役所文書では村政一般、中央・県からの法令に回章などの指令を含む布告・布達、国への租税、小物成、地方税・協議費、土地、堀敷・間数、呼違取調、水路普請、収穫調、地誌編輯、入会、学事関係がある。このうち在家塚村の主なものは、「反別地価名寄帳」「地券台帳」「一筆限反別地価取調帳」、上今諏訪村では「反別地価一筆限名寄帳」、下今諏訪村では、「一筆限反別地価取調簿」「地券台帳」、西野村では「地券台帳」「名寄帳」「一筆限取調簿」など地租改正後の土地関係史料に集中している。西野村は近世文書を含んでいるほか、「御用留」「御布告書」「正租収入簿」「地誌編集取調」「学務委員定員及給料御伺」、高尾山入会願などやや幅広さを見せている。 (5)百田村外一箇村戸長役場文書は土地、建物、物産、(6)豊村外三箇村戸長役場文書は郡衙往復、土地、建物、土地・建物公証、(7)在家塚村外二箇村組合役場文書は郡衙往復、土地、地価修正、村費に関係がある。これら主なものも租税と関連する土地関係史料で、「地租名寄帳」「地券名寄帳」「地価修正一筆限取調帳」などである。(8)「不明」分は、「太神山伝嗣院堂図」い1点のみである。同寺は中巨摩郡榊村(現・櫛形町)に所在するもののようである。 |
評価選別等スケジュール | |
追加受入情報 | |
整理方法 | これまでの文書群「山梨県中巨摩郡諸村役場書類」(41L)を分割した(史料番号10−97)。 |
利用条件 | |
使用条件 | |
使用言語 | Japanese |
物的特徴及び技術要件 | |
検索手段 | 『史料館所蔵史料目録』第64集 |
原本の所在 | |
利用可能な代替方式 | |
関連資料 | 「山梨県中巨摩郡百田村役場文書」41L-1のほか、白根町役場には、西野村の役場から引き継いだ文書が若干保存されている。 |
出版物 | |
注記 | |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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