識別記号 | ac1969005 |
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資料記号 | 44E |
標題 | 紀伊国名草郡薗部村園部家文書||SONOBE family papers, Sonobe village, Nakusa district, the province of Ki-i |
年代 | 1702年~1895年 |
主年代 | 江戸後 |
年代注記 | 1702(元禄15)年-1895(明治28)年。 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | 1m/124点 |
物的状態注記 | 124点(65冊、2綴、56通、1枚) |
出所・作成 | 園部家 |
履歴 | 薗部村は園部村とも書かれ、和歌山藩領山口組に属していた。村高は「天保郷帳」『旧高旧領取調帳』とも1200石余で(角川地名辞典)、古来より志磨・静火両社とともに紀三所社と称された伊達神社があり、園部家は祠官を勤めた。近世に伊達神社の比定をめぐって争論があり、その原因は和歌山城下小野町の吹上社が寛保年間(1741‐1744年)年間に突如、伊達神社であることを主張し、それを藩が認めたことによる。それ以降、園部に鎮座することから薗部神社を名乗ったが、明治維新後、旧号に復した。また、園部家は薗部村の肝煎を勤め、1801(享和元)年の「酉新田畑免割帳」には「御蔵庄屋 彦九郎」とある。 (関係地)紀伊国名草郡薗部村‐和歌山県名草郡薗部村‐有功村園部‐和歌山市園部[現在] (主題)祠官・肝煎・御蔵庄屋 (役職等)祠官・肝煎・御蔵庄屋 |
伝来 | 1969年に原蔵者から譲渡を受ける。 |
入手源 | 原蔵者から移譲。 |
範囲と内容 | 本文書群は、(1)近世肝煎文書、(2)近世・近代伊達(薗部)神社祠官文書、(3)園部家の私的文書とで構成され、(2)が過半を占める。 (1)では御用留や御触留、免状、切支丹宗門御改帳、五人組印形(扣)帳などがある。また、「御領分記」は1856(安政3)年園部三郎宗昭が奥熊野木本浦御代官所に詰めていた時に写した和歌山藩の検地や税法、諸産物に関する地方仕置書がある。(2)では「伊達薗部両社記録」、正仮遷宮大略式とその諸記録、「氏神修復勧化帳」「勧化銀集帳」「四ケ村勧化銀請払帳」のほか、祈雨礼祭・遷宮祝詞がまとまっている。また、「薗部神社旧称之儀ニ付言上書扣」がある。(3)ではまず「園部一族宮座規則書写」が注目される。宮座は主として西日本、特に近畿地方に多く分布し、和歌山県下では紀北に多く見られるが、一族宮座の例は全国的に少ない。他に園部家が買主となって「本銀返証文」(田畑売買、1702(元禄15)年から1853(嘉永6)年がまとまっている。また園部家宛書簡類、「大塩平八郎一件留書」「日記帳(和歌山藩士真鍋五郎左衛門敵討記)」「異国船浦賀江渡見聞扣帳」「異船渡来幕府瓦解萠」がある。 |
評価選別等スケジュール | ― |
追加受入情報 | ― |
整理方法 | ― |
利用条件 | ― |
使用条件 | ― |
使用言語 | JAPANESE |
物的特徴及び技術要件 | ― |
検索手段 | カード目録 |
原本の所在 | ― |
利用可能な代替方式 | ― |
関連資料 | ― |
出版物 | 『和歌山県史』近世史料3(1981年) |
注記 | |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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