【出羽国久保田上肴町記録】
識別記号 ac1978203
資料記号 F7803
標題 出羽国久保田上肴町記録
年代 1642年~1869年
主年代 江戸
年代注記 1642(寛永19)年-1869(明治2)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 /8点
物的状態注記 マイクロフィルム;8リール 3903コマ 30冊 33点
出所・作成 上肴町
履歴 上肴町は、1604(慶長9)年の土崎湊から久保田への城下町移転に伴い移転した町であり、その成立は戦国期に遡るものと思われる。町の長さは34間半、家数は1663(寛文3)年の時点で55軒であった。商業特権は、その名のごとく魚の独占販売権であった。町運営は家持町人から選出される2名の町代によって担われた。この輪番の町代が帳箱を引き継ぎ史料を保管していた。文書所蔵者の山田家は上肴町の家持町人の1人であったと推測される。
(関係地)出羽国秋田郡久保田上肴町‐秋田県秋田市大町[現在]
(主題)―
(役職等)―
伝来 山田栄子氏(撮影当時。秋田市)
入手源 山田栄子氏
範囲と内容 1991年現在、山田実氏(秋田市山王)が所蔵している上肴町文書は、茶箱1箱に収められており、全部で33点ある。その内、1841(天保12)年の宗門人別改帳1冊を除いては、すべてが町代により1680年頃(延宝期)から1869(明治2)年にわたって書き継がれてきた公用の日記である。この山田氏所蔵分の33冊すべてがマイクロフィルムに収録されている。 町代は日記を書き留めることを義務づけられており、「上肴町記録」の成り立ちの根源もそこにあった。したがって、内容は藩の町触・通達と町方よりの諸願・届を主としているが、庶民生活の諸相も活写されている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 マイクロ収集史料目録
原本の所在 山田実氏(秋田市山王)
利用可能な代替方式
関連資料 町代日記のうち1863(文久3)年分1冊は根田正衛氏(秋田市明徳町)の所蔵であり、『日本都市生活史料集成』5(学習研究社、1976年)に収録されている。
出版物 『第二期新秋田叢書』3(歴史図書社、1973年)には1642(寛永19)年−1815(文化12)年の11冊が収められている。また、1845(弘化2)年分1冊が『日本都市生活史料集成』5(学習研究社、1976年)に収録されている。さらに、『秋田市古文書資料 肴町町代文書』1−5(秋田姓氏家系研究会、1990年−1994年)に1818(文化15)年−1859(安政6)年の18冊が刊行されており、全冊翻刻にむけて事業が進行しつつある。
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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