【伊予国宇摩郡川之江村長野家文書】
識別記号 ac1980206
資料記号 F8006
標題 伊予国宇摩郡川之江村長野家文書
年代 1722年~1869年
主年代
年代注記 1722(享保7)年-1869(明治2)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 /2点
物的状態注記 マイクロフィルム;2リール 1056コマ 7冊 45点
出所・作成 長野家
履歴 長野家の「年譜」(『伊予国宇摩郡川之江村長野家文書目録』所収)によれば、長野家は伊勢国司北畠具教の2男の伊勢国田丸城主長野具祐に始まる。2代祐教は伊勢国神戸城主一柳直盛の家臣伊藤忠左衛門の娘を妻とした縁で、1633(寛永10)年一柳直盛の2男直家の伊予国宇摩郡・周敷郡入封に従って、伊勢国神戸より川之江村に移住した。同村は1648(慶安2)年からは幕領となり、以後川之江には陣屋が置かれた。1720(享保5)年宇摩郡が松山藩の預所になると、1730(享保15)年より長野家は郷士格として五人扶持を与えられ、浦手役人・普請所役人に任じられた。幕末期に高知藩の預所になると、巌(祐律)が大年寄・四郡御用聞、郡中改正御用、陣屋支配役を勤め、維新後は十五大区区長・宇摩郡書記などを歴任した。また、化政期に出た長野豊山(祐確)は川之江出身の儒者尾藤二州の高弟として知られ、江戸に居住した。
(関係地)伊予国宇摩郡川之江村‐愛媛県川之江市川之江町[現在]
(主題)浦手役‐普請所役‐陣屋役‐区長‐郡書記;郷士格
(役職等)浦手役‐普請所役‐陣屋役‐区長‐郡書記;郷士格
伝来 川之江市立郷土館(愛媛県川之江市)
入手源 川之江市立郷土館
範囲と内容 『伊予国宇摩郡川之江村長野家文書目録』(1969年)では、長野家文書の総点数124点となっているが、その一部をマイクロ収集した。ただし、史料館マイクロ収集分には同目録に記載のない史料も収集している(詳細は不明)。 (1)預所の役職関連史料では次のような史料を収集した。a,浦手役関係史料として、1794(寛政6)年から1807(文化4)年にわたる「公用書翰控」5冊、「船道定法之書記」「船道法度巻物」「浦方申渡之扣」各1冊など、b,普請所関係として「宇摩郡天満村御普請所改帳」11冊、c,村方史料として「御預所年代記」、「宇摩新居両郡天領村明細帳写」各1冊、d,高知藩本陣関連では、1848-1865(嘉永-元治期)年の「土州役用記」2冊など。 (2)長野家あるいは個人の史料では、長野家の年譜や豊山の略年譜など数点、安永から慶応期(1772-1868年)の松山出府日記や1868(慶応4)年日記、他に維新期の草奔志士関係史料などを収集した。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 マイクロ収集史料目録
原本の所在 川之江市立郷土館(愛媛県川之江市)
利用可能な代替方式
関連資料
出版物 「年譜」(『伊予国宇摩郡川之江村長野家文書目録』川之江市立図書館、1969年)、『史料館報』34号(1981年3月)。
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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