識別記号 | ac1991201 |
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資料記号 | F9101 F9201 F9402 F9503 F9604 F9706 F9808 F9903 |
標題 | 飛騨国大野郡高山町会所・戸長役場文書 |
年代 | 1817年~1920年 |
主年代 | 江戸後 |
年代注記 | 1817(文化14)年-1920(大正9)年 |
記述レベル | fonds |
書架延長/数量 | /108点 |
物的状態注記 | マイクロフィルム;108リール 6万3249コマ 460冊 432点(F9903は未加算。『マイクロ収集史料目録』による) |
出所・作成 | 高山町会所・戸長役場 |
履歴 | 高山町は飛騨国一国幕領の中心であり、飛騨郡代の陣屋所在地である。1692(元禄5)年の金森氏転封後は法制上は村方とされたが実態は都市である。高山町の町年寄は、一之町の矢島氏、二之町の川上氏、三之町の屋貝氏が世襲しており、その端緒は金森時代にまで遡る。金森時代の町会所には矢島氏の自宅が用いられ、転封後は一之町の伊勢屋が町抱えの会所となった。その後移動があるが、近世後期には独立の施設としての町会所があった。なお、会所での事務の執り方も時代によって異なる。1795(寛政7)年10月には、3人で執務する形態から1人ずつの月番制になり、1798(寛政13)年には3人勤務に復し、さらに、その後再び月番となる。1827(文政10)年にも変化があり、3人勤務となるようである。このような設置・執務形態の変化は、当会所での文書の管理形態にも大きな影響を与えたことと思われる。 明治前半期には行政制度のめまぐるしい変遷のなかで、町会所の後継団体は里正詰所・区会所・戸長詰所・高山町扱所・高山町戸長役場と名称を変更しつつ近代の行政組織として機能していた。 (関係地)飛騨国大野郡高山町‐岐阜県大野郡高山町‐高山市[現在] (主題)― (役職等)― |
伝来 | 高山市郷土館(岐阜県高山市) |
入手源 | 高山市郷土館 |
範囲と内容 | 本文書群は、1953年の高山市郷土館開館に伴って、高山市役所に保管されていた近世高山町会所以来の文書群のうち、1889(明治22)年以前に完結した史料を郷土館に移管したものである。したがって、同文書は、旧高山町の町年寄・戸長の公文書であり、町年寄・戸長の職務の遂行にかかわって作成・保管されてきたものである。内容は多岐にわたり、また総数もかなりの数にのぼる(この文書群は現在整理中である)。 撮影内容は、まず1991年度分が、1817(文化14)年より1873(明治6)年にわたる「町年寄日記」59冊と、1827(文政10)年より1872(明治5)年にわたる「町年寄願書留」52冊のうち1856(安政3)年分までの11冊の計70冊であり、1992年度分は1857(安政4)年以降の「町年寄願書留」41冊である。さらに、1994年度には1873-1879(明治6-12)年までの「区長戸長受渡目録・諸帳簿目録」、1889(明治22)年「役場引渡目録」、それに1872-1886(明治5-19)年までの「布告・布達綴込」を撮影した。 1995年度撮影分は1878(明治11)年「旧高山町諸帳簿明細記」、1884(明治17)年「戸長引渡目録」、1873-1881(明治6-14)年の戸長役場日誌、1881-1885(明治14-18)年の岐阜県布達、1873-1888(明治6-21)年の「御指令綴込」、1874-1902(明治7-35)年の「新聞紙縦覧所外綴」など。1996年度は規則、租税、町入用、戸籍などに関する史料や、1883(明治16)年「元老院議官関口隆吉君への上申書」、「地券」を撮影。1997年度は「地押取調帳」「改正地引帳」などの土地関係史料や建物関係、勧業関係および高山町の営業者の調書などを撮影した。1998年度撮影分は勧業関係、社寺関係、災害救助関係および1889-1909(明治22-42)年の「高山町役場日誌」など。1999年度は戸長役場期から町村制施行後の教育関係史料を収集した。1873-1892(明治6-25)年の「学事史料」、1882-1902(明治15-35)年の「学校経営」などである。そのほかに明治期の高山町役場日誌や「宗門人別帳」などを撮影した。 なお、膨大にある近世の町会所史料の収録を断念し、1999年度をもってマイクロ収集作業は終了した。 |
評価選別等スケジュール | ― |
追加受入情報 | ― |
整理方法 | ― |
利用条件 | ― |
使用条件 | ― |
使用言語 | JAPANESE |
物的特徴及び技術要件 | ― |
検索手段 | マイクロ収集史料目録 |
原本の所在 | 高山市郷土館(岐阜県高山市)。所蔵機関での名称は「高山町会所文書」。 |
利用可能な代替方式 | ― |
関連資料 | ― |
出版物 | 『日本都市生活史料集成』10〈在郷町篇〉(学習研究社、1976年)に1836(天保7)・1853(嘉永6)・1865(慶応元)年の「町年寄日記」が収録されている。また、『町年寄日記』巻1−4(町年寄日記研究会〈高山〉、1987−1993年)には1817−1826(文化14−文政9)年、および1872(明治5)年の「町年寄日記」が翻刻されている。なお『史料館報』56、58、60、62、64、66、68、70、72号参照。 |
注記 | |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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