【長門国萩桂家文書】
識別記号 ac1994303
資料記号 寄託
標題 長門国萩桂家文書
年代 1542年~1867年
主年代 江戸
年代注記 1542(天文11)年-1867(慶応3)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 4m/674点
物的状態注記 674点(36冊、649通、1綴、83枚、5巻、4帖、2舗、1軸)
出所・作成 桂家
履歴 桂家は、大江広元の4男毛利秀光の末裔、毛利親茂(親衡)次男の匡時(親師弟)が、坂と称したのにはじまり、その3代後の左衛門尉広澄が安芸国桂村に住んだ由縁をもって姓を桂に改めた。桂家は中世以来代々毛利家に仕え、初代を広澄として、元澄−元延−元重(毛利元就に従って戦功をあげる)−元相(朝鮮の役に出陣、知行1866石余)−元時−元澄−元綱−就政−就澄−広尚−広保−元冬−親保−房政−員寿と名乗る。近世においては藩の寄組に属する上級家臣である。嘉永期における寄組桂主殿は、知行2319石余である。この桂家の傍系には、維新三傑の一人、桂小五郎、軍人政治家桂太郎らがいる。
(関係地)長門国阿武郡萩‐山口県阿武郡萩町‐萩市[現在]
(主題)藩士
(役職等)藩士
伝来 この文書群は、伊木寿一氏の紹介により立正大学経済学部に寄託となり、のち1994年に立正大学経済学部から史料館に寄託された。
入手源 立正大学経済学部より寄託。
範囲と内容 立正大学が作成した目録によれば、本文書群は、(1)系譜・家関係、(2)知行・名替関係、(3)奉公・勤役関係、(4)その他、(5)伊勢御使村山氏宛文書に分けられる。(1)系譜・家関係は、桂氏の系図・先祖書・縁組の史料で、家の系流や親族類の関係、由緒・家格の継承を示す文書である。「譜録控」は、系図と先祖功績書に知行状や主家よりの御書奉書類を写したものである。また、本家である当家に各桂家より提出した系譜類があり、由緒に関わる願書や尋書も含まれている。(2)知行・名替関係は、領知・賜禄の宛行・安堵状、仮名書出・一字状など毛利氏発給の文書と、これに関連する家老の奉書・申達書類が入っている。(3)奉公・勤役関係は、寄組として藩務に勤仕することに関わる文書で、全体の内の多くを占める。勤仕の布達として主家よりの判物・書状と黒印状および家老の連署奉書がある。また、勤仕の経歴書上は1869(明治2)年桂甚内の所勤書上(下書)までである。また、祝儀に関する同様の判物・奉書もある。藩と家臣の財政が密接に関わることから、借銀、藩財政・大算用に関わるものも一括してここにまとめられる。(4)その他には、村方の鐘銘などや紙片類を収めた。(5)は、桂家より伊勢の御使村山大夫に宛てた書状で、御祓大麻と音信物の受取礼状である(『長州藩士桂家文書』立正大学経済研究所、1979年)。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 寄託史料目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物 『長州藩士桂家文書』(立正大学経済研究所、1979年)に主要な史料が翻刻されている。なお、『史料館報』62号(1995年)参照。
注記 立正大学経済研究所における文書群名は「長州藩士桂家文書」。
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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