識別記号 | ac1951020 |
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資料記号 | 26T |
標題 | 武蔵国江戸東湊町奈良屋神田家文書||KANDA family (NARA-YA) papers and collections, Higashi Minato town, Edo, the province of Musashi. |
年代 | 1714年~1883年 |
主年代 | 江戸後 |
年代注記 | 正徳4年(1714)-明治16年(1883) |
記述レベル | collection |
書架延長/数量 | 1m/113点 |
物的状態注記 | 113点(7冊、60通、2巻、4鋪、38枚、2紙) |
出所・作成 | 神田家 |
履歴 | 神田家は、江戸時代中期より江戸深川で材木請負業を営み、奈良屋茂左衛門、通称「奈良茂」と称していた。神田家系図によると、元禄時代の奈良茂は4代目勝豊のことで、茂左衛門安休と称したが、1714(正徳4)年に没し、遺言状には家屋敷・有金・預け金の合計は金13万2530両とある。4代目茂左衛門安休は、1683(天和3)年の日光東照宮の倒壊に際し、修復工事を請負、独占的に巨利を得、江戸の数度の火災もあって江戸でも屈指の材木商に成長したが1710(宝永7)年に店を閉め、仕舞屋として存在した。 4代目安休は、死去に際し、地主としての不動産・動産の運用法を示して家産の継承をはかったが、5代目広〓(王偏に隣の旁)は遊蕩の末に没した。以後、哀退の一途をたどったと思われる。 (関係地)武蔵国江戸東湊町‐東京都中央区新川[現在] (主題)商人|奈良茂|Nara-mo (役職等)商人|材木商 |
伝来 | 1951年度に旧三井文庫保管のものを譲渡。旧三井文庫においては長田家文書の入手経路と関係ありか。 |
入手源 | 旧三井文庫 |
範囲と内容 | 材木商として紀伊国屋文左衛門と並び称された奈良屋茂左衛門に関しては傍証資料がほとんどない。当館史料は、材木商廃業後、家産の維持のための必要な書類として作成されたものが大半で、(1)系譜・家記、(2)菩提寺の祠堂証札、(3)代々の遺言状、(4)居宅・抱屋敷関係、および(5)安宅丸御船一件の細目に分けられる。収納された黒箱(紙製)には「奈良茂旧記」の題箋が付され、裏蓋に「明治四拾三年八月古書肆村田幸助より購求」という、旧三井文庫関係者の注記がある。 |
評価選別等スケジュール | |
追加受入情報 | |
整理方法 | |
利用条件 | 調査研究目的であれば資料群は公開されている.Collection is open for research. |
使用条件 | 複製,出版,引用,その他の使用のためのすべての請求は,国文学研究資料館事業部の資料閲覧サービスの長へ書面にて提出されなければならない.同意は,物的品目の所有者としての国文学研究資料館へ与えられ,著作権所有者からの許可を含むか含意することは意図されない.そのような許可は著作権所有者から得られなければならない.All requests to reproduce, publish, quote from or otherwise use collection materials must be submitted in writing to the Head of Public Services, National Institute of Japanese Literature, NIHu, Tokyo. Consent is given on behalf of The NIJL as the owner of the physical items and is not intended to include or imply permission from the copyright owner. Such permission must be obtained from the copyright owner. つぎを参照のことSee: 制限はまた,資料原本の電子的表現へも適用される.電子ファイルの使用は,調査研究および教育の目的に制限される.Restrictions also apply to digital representations of the original materials. Use of digital files is restricted to research and educational purposes. |
使用言語 | Japanese |
物的特徴及び技術要件 | |
検索手段 | 『史料館研究紀要』第8号(1975年)所収目録および仮目録(昭和26年度) |
原本の所在 | |
利用可能な代替方式 | 本資料群には代替形式は存在しない.There are no alternate forms of this collection. |
関連資料 | |
出版物 | 鶴岡実枝子「「奈良茂家」考」(『史料館研究紀要』第8号 資料翻刻、目録付、1975年)、『東京市史稿』産業編第10巻(1966年),竹内誠「奈良屋茂左衛門の研究」(東京教育大学文学部中世史研究会「日本中世史研究」季刊1),林玲子「元禄期の江戸町人」(西山松之助編『江戸町人の研究』第1巻所収) |
注記 | これまでの文書群名は「武蔵国江戸神田(奈良茂)家文書」。 |
収蔵名称 | 国文学研究資料館(歴史資料) |
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