史料群概要

【新潟県五郡不動産登記関係文書】
識別記号	ac1961024.09
資料記号	36X9
標題	新潟県五郡不動産登記関係文書
年代	1871年～1900年
主年代	明治前
年代注記	1871年（明治4）年-1900（明治33）年
記述レベル	fonds
書架延長／数量	10m／740点
物的状態注記	740点（461冊、267綴、12通）、1括
出所・作成	未詳
履歴	本文書群は、北蒲原郡など新潟県下の５郡にわたる明治期の不動産登記関係その他の文書群で、新発田区裁判所および柏崎区裁判所の原蔵にかかるものと推定される。区裁判所は1872（明治５）年以降全国に設置された最下級裁判所で、各管轄区域内にいくつかの出張所を置いて、訴訟処理とともに不動産登記事務を担当した。　区裁判所は1882（明治15）年に治安裁判所と改称され、1890（明治23）年に再び区裁判所の名称に戻り、戦後の1947年に廃止された。不動産登記事務は、その後司法事務局、ついで法務省各地方法務局に引き継がれ、現在に至っている。（関係地）新潟県北蒲原郡・中蒲原郡・西蒲原郡・刈羽郡・東頚城郡ほか［現在］
伝来	本文書群の原蔵者は新発田区裁判所および柏崎区裁判所と推定されるが、両裁判所廃止後の所蔵の変遷は不明である。「新潟県内地方法務局等旧蔵不動産登記関係文書」（37X9-1）と同じく地方法務局に引き継がれたのち廃棄された可能性もあるが、確証はない。なお当館は、本文書群を1961年度に他の36Ｘの文書とともに、一括して故紙業者より購入した。
入手源	故紙業者
範囲と内容	本文書群は、（1）新発田区裁判所文書（ａ，不動産登記関係文書、ｂ，区裁判所事務書類）、（2）柏崎区裁判所文書（ａ，不動産登記関係文書、ｂ，区裁判所事務書類）によって構成されると考えられる。このうち（1）ａ，と（2）ａ，の不動産登記関係文書は、1888（明治21）年「登記簿其他書類引継ニ係ル書類綴」（仮番号44）などによって、新発田・柏崎両区裁判所が、それぞれ管内の各村戸長役場から提出させたものであることがわかる。地域は北蒲原郡、中蒲原郡、西蒲原郡、刈羽郡、東頚城郡の5郡にわたっている。文書内容は、「地所建物売買譲渡質入書入公証割印簿」が主なもので、ほかに「田畑譲引借用金引宛役印留」「組合耕地書入売買之控」などがある。　次に、（1）ｂ，の新発田区裁判所事務書類としては、同裁判所水原出張所「官員勤怠表并登記事務件数表綴」「各員登記取扱日表」がある。また（2）ｂ，の柏崎区裁判所事務書類としては、同裁判所高浜出張所「図面綴込帳」がある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語	Japanese
物的特徴及び技術要件	簿冊・綴の綴紐がとれたものがあり、虫損および水濡れで脆くなっているものが見られる。
検索手段	カード目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料	「新潟県内地方法務局等旧蔵不動産登記関係文書」（当館所蔵、37X9-1本書Ｎｏ．89）が関連史料である可能性がある。
出版物
注記	これまでの文書群名は「新潟県五郡土地関係書類」。
収蔵名称	国文学研究資料館（歴史資料）