| 資料記号 |
39A |
| 標題 |
出羽国雄勝郡湯沢町本庄屋小川家文書||HONJOYA-OGAWA family papers and
collections of Yuzawa town, Ogachi district, the province of Dewa
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| 年代 |
1718年~1897年 |
| 主年代 |
江戸後 |
| 年代注記 |
1718(享保3)年-1897(明治30)年 |
| 記述レベル |
fonds |
| 書架延長/数量 |
6m/503点 |
| 物的状態注記 |
503点;数量は、『史料館報』創刊号による(基本カードの記載も同じ)。
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| 出所・作成 |
小川家 |
| 履歴 |
湯沢町は、近世を通じ久保田(秋田)藩佐竹南家所預の小城下町であり、雄物川によって同藩の主要港土崎湊に通ずる物産流通の要地であった。小川長右衛門家は、平鹿郡新関村の出であったが、湯沢町の在方小商人となり古手商や近隣の果実の積み下しなどを行い、やがて米穀売買に進出、1784(天明4)年までに湯沢町大町に屋敷を構えた。さらに小川家は、郡奉行所の金銭出納を扱う蔵元として貢米を中心した廻米輸送に携わるとともに、近隣の田畑を書入れ、質地により集積した。農地の集積は近代にも及び、地主制が進行する1880年代以降、湯沢地方最大の地主となり、その所有地は400町歩を前後しつつ戦後の農地改革に至った。また、4代目小川長右衛門は、1897(明治30)年に湯沢銀行の設立に加わり頭取となったほか、小川家は院内銀山・川原毛硫黄山との関わりをもち、さらに質屋・山林業にも進出した。
(関係地)出羽国雄勝郡湯沢町大町‐秋田県雄勝郡湯沢町大町‐秋田県湯沢市大町[現在] (主題)蔵元|商人|地主 (役職等)蔵元|商人|地主
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| 伝来 |
1964年に古書店から購入。 |
| 入手源 |
古書店 |
| 範囲と内容 |
小川長右衛門家文書は、史料館所蔵史料のほか、同家に現存するもの、湯沢市立湯沢図書館所蔵のものの3か所に分かれる。この全史料については、加藤幸三郎編『小川家史料目録』(編者、1988年)によって目録化されている。同目録によりつつ、とくに史料館所蔵史料について摘記すると次の通りである。(1)町方文書うち、a,御用関係・辛労免関係では「御米請払目録」「米売目録」「触廻状留」など、b,向高関係では「米預リ覚」、c,諸調査では地券諸割、区費割文書などがある。(2)小川家経営文書のうち、a,万覚帳・差引帳・大福帳類では店控、覚、流物帳など、b,小作関係では「莨掛帳」など、c,硫黄山関係では、「硫黄請払目録」「硫黄附込帳」など、(3)証文・証券類では、「銀山上納金書入」、(4)家族関係では療治に関するもの、その他(5)書簡類となっている。
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| 評価選別等スケジュール |
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| 追加受入情報 |
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| 整理方法 |
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| 利用条件 |
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| 使用条件 |
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| 使用言語 |
JAPANESE |
| 物的特徴及び技術要件 |
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| 検索手段 |
カード目録および仮目録(昭和39年度);だだし、84の史料カードの分125点は不明。また、220―325までは、仮目録に「要再整理」とあり。
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| 原本の所在 |
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| 利用可能な代替方式 |
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| 関連資料 |
湯沢市立湯沢図書館所蔵小川文書、小川家所蔵文書(湯沢市)がある。
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| 出版物 |
「小川長右衛門家文書」(1)(2)『専修経済学論集』20−1・2、1985年・1986年
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| 注記 |
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| 収蔵名称 |
国文学研究資料館(歴史資料) |
| 識別記号(内部用) |
ac1964001 |