日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
大日本物産図会 下総国醤油製造之図・同西瓜畑之図
明治10
1877
絵師:広重III 落款: 本名等:安藤徳兵衛 版元:大倉孫兵衛  日本橋通一丁目十九番地
技法:錦絵 法量:349×238
数量:1 
37TA/00021
00021
解説:日本独自の調味料である醤油は、江戸時代後期に大消費地の江戸を背景に下総の野田地方で飛躍的に生産量を拡大させた。それは、何よりも輸送時間が短くてすむ地理的条件に恵まれたからで、製造工程には特に進歩はみられず、近代的な生産方式への変換は明治30年代までまたねばならなかった。だが、本図刊行の前年、明治9年には早くも米国へ醤油を輸出しており、最近における海外の現地生産への第一歩が始まっていた。(『明治開化期の錦絵』より) ≪「大日本物産図会」≫ の解説はNo.20を参照。
史料群概要
画像有