日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/07.産業 | |
01.絵画 | |
07.産業 | |
東京府下豊多摩郡渋谷村字中渋谷 角谷製綿工場之真景 | |
絵師: 落款: 本名等: 版元: | |
技法:錦絵 法量:240×340 | |
数量:1 | |
37TA/00070 | |
00115 | |
解説:製綿工場の外観。工場は左右で大きく2つに分かれ、左側に「水力第一工場」、右側に「蒸気力第二工場」と記されている。右下を川が流れており、ここから樋を引き、左に見える水車を廻している。第二工場では大きな煙突から黒煙が上がっている。工場の建物はすべて木造。屋根は、藁葺きの水車小屋を除いてほとんど板葺きに見える。工場内部の作業工程は見えない。できあがった綿は大八車に積み、馬に引かせて出荷している。綿は絹とは逆に、明治期には輸入が増えて国内の生産は次第に衰退していった。画中左下に、作者を示すと思われる朱文方印1顆がある。不鮮明だが、ひらがなで「とりせん」と読める。これが誰のことなのかは不明。絵はあまり巧みとは言い難く、著名な絵師のものではない。 | |
史料群概要 | |
画像有 |