日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/11.風俗・娯楽
01.絵画
11.風俗・娯楽
東京自慢人形町通り水天宮繁栄之図附今清図
明治15
1882
絵師:国利 落款: 本名等:山村清助 版元:長谷川其吉  小伝馬町三丁目十六番地 
技法:錦絵 法量:357×718
数量:3続 
37TA/00076
00121
解説:日本橋の東にあたる人形町一帯は、日本橋通りと本町通りの両方から等距離にある地形から、江戸時代にも賑やかな町であった。初期には吉原があり、天保改革で浅草に移転するまでは江戸三芝居が並ぶなど、本町通りの商業地区に対して娯楽的要素が濃い傾向はあったが、隣接の蛎穀町には寛政以後、江戸の銀座役所がおかれており、商業街の側面をもっていた。水天宮がこの地に招請されたのは明治5年11月で、地縁との歴史は浅いが、早くに土地に定着し、本社のある久留米では水難加護の神社であったが、いつの間にか安産の神として信仰を集めるようになった。図中の3階建ての煉瓦造りは鳥肉店として名のあった今清である。(『明治開化期の錦絵』より)
史料群概要
画像有