日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
内国勧業博覧会機械館の図
明治10
1877
絵師:周延 落款: 本名等:橋本直義 版元:山本利兵衛  上野元黒門町十二番地 
技法:錦絵 法量:349×715
数量:3続 
37TA/00123
解説:8月21日から11月30日まで3カ月余にわたる第一回内国博は、当時としては一大イベントであったから、錦絵画家の多くが取材して作品に仕立てている。出品点数が8万以上にのぼるほどで取材源は豊富だったので、各自が描き易い図柄を選ぶことができた。女性風俗を得意とする周延には無縁のような機械館だが、そこで糸取り工程を実演する工女を中心に、背後で見学する官女姿の女性達を登場させて、周延の世界に仕立て上げている。ただし、工女の髪飾りに笄や簪が多いのが正確な描写であるかは、やや疑わしい。(『明治開化期の錦絵』より) (採寸情報)同種のものが2組あり、画像にない方の寸法は356×700mm。(青木睦)
史料群概要
画像有