日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
東京名所上野公園内国勧業第二博覧会美術館并噴水器之図
明治14
1881
絵師:広重III 落款: 本名等:安藤徳兵衛 版元:林吉蔵  南伝馬町一丁目二番地 
技法:錦絵 法量:359×722
数量:3続 
37TA/00126
00171
解説:いわゆる開化絵を最も幅広く手がけた広重(三代)らしく、表題の建物や噴水から見物人の風俗に至るまで、それぞれに均整のとれた作画である。図中の注記にあるように、博覧会閉会後この美術館へ山下にあった博物館の資料を移し、上野博物館として翌15年4月に開館しているが、実は博物館として建設中の建物を、工事を中断して博覧会の美術館に使ったのであって、他の施設と違い美術館だけが煉瓦造り2階建ての本格建築だった。なお、第一回の錦絵を描いた暁斎が出品した「枯木寒鴉図」が二等賞に入選した上、100円で売れたと評判になったということである。(『明治開化期の錦絵』より)
史料群概要
画像有