日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/05.交通・通信
01.絵画
05.交通・通信
東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図
明治
絵師:重清 落款: 本名等:野沢定吉 版元:三浦武明  浅草並木町一番地 
技法:錦絵 法量:370×728
数量:3続 
37TA/00154
00199
解説:内国通運会社が、蒸汽船通運丸を使って小名木川から関宿、銚子方面への河川舟便の営業を始めたのは明治10年5月であった。刊記の1月が正しいとすれば、年号は11年以降となる。内国通運会社は、元来が郵便制度の発足のために失業した飛脚屋が合同して貨物運送を行う目的で設立した陸運元会社を改称したものであるが、千葉方面への河川交通が江戸時代から発達していたところに着目し、蒸汽船を就航させたわけである。荷客両用にして旅客輸送に進出しながら、図には「郵便御用」の看板があり、配達業務の一部請負制を獲得したことを物語っている。(『明治開化期の錦絵』より)
史料群概要
画像有