日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/04.建築・土木
01.絵画
04.建築・土木
東京諸官省名所集 八代洲町弐丁目・開運橋第一国立銀行・錦町三丁目
明治9
1876
絵師:広重III 落款: 本名等:安藤徳兵衛 版元:林吉蔵板  南伝馬町一丁目二番地 
技法:錦絵 法量:359×242
数量:1 
37TA/00172
00266
解説:1枚の画面を3つに区分して、何れも明治になって出現した新しい機関を配置している。様式としては貼交絵に属するとみてよかろう。題名は「東京諸官省名所集」とあって、警視庁、第一国立銀行、開成学校の3機関を収めてある。題名に番号は付いていないが、6枚の揃物であることが知られている。区分は本図と同一とは限らず、上中下の3段に分けてあるものがある。取り上げた官省は、近衛兵営、華族会館、博物館、海軍省、外務省、東京裁判所などである(吉田映一『浮世絵事典』)。 本図の3機関のうち創設が早いのは、開成学校で1872(明治5)年、次いで1873年の第一国立銀行、1874年に警視庁の順である。
史料群概要
画像有