日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/11.風俗・娯楽
01.絵画
11.風俗・娯楽
しん板魚づくし
明治20
1887
絵師:幾英 落款: 本名等:永松作之助 版元:松月堂版・永松作之助  本郷区湯島切通町三番地 
技法:錦絵 法量:370×248
数量:1
37TA/00181
00275
解説:玩具絵。動物尽絵。上3分の1に捕鯨図をとり入れ、下段に魚類を描き、1部に名称を書き添えている。他の魚づくしにも共通するが、配列は学術的な分類とは全く無関係に、海水魚、淡水魚、貝類が混在している。むしろ、余白の構図に工夫がみえる。とび魚の羽の間に貝が描かれ、鯉の魚態が赤えいの曲線に合っているのは好例である。なお、赤えいの名称で、″い″が欠けているのは、口語体の慣習によるものか、単なる誤植か、いづれとも決めかねる。≪おもちゃ絵(玩具絵)≫についての解説はNo.166を参照。
史料群概要
画像有