日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/11.風俗・娯楽
01.絵画
11.風俗・娯楽
〔勝手道具尽〕
絵師:国輝II 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:375×253
数量:1 
37TA/00184
00278
解説:玩具絵。道具尽絵。題名はないが、一見して台所道具を集めたことは明白なので、題名を記すに及ばないということであろうか。玩具絵ではあるが、それぞれの絵は丁寧に正確に描かれており、すべての道具に名称が付記されているので、図鑑としても使える。液体をすくう道具として、ひしゃく、小びしゃく、おたまじゃくし、貝じゃくし、金しゃくし、ちりれんげの6種が揃っている。灰ふるいは、火鉢の灰をふるう道具で、木炭の灰かすや、水分を吸って固まりとなった灰を、時々ふるったものである。せうゆこし(しょうゆ濾し)は防腐剤を使っていない醤油は、夏期などにはすぐに表面にカビが生じたので、これを濾過するための必需品であった。 ≪おもちゃ絵(玩具絵)≫についての解説はNo.166を参照。
史料群概要
画像有