日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
農家出世廻寿語禄
(1847~1852)
1847~1852
絵師:広重II 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:336×445
数量:1 
37TA/00242
解説:農家における1年間の作業を絵画化したものは、中世以来多くの作品を残しており、本図もその系列に属するものであるが、内容はかなり変化している。まずは、年間の農作業を順を追って詳しく説明するのでないことは、全体で21コマのうち稲作農業に関連するのは5コマしかないことで明白である。残りのコマは、そばや麦の穀類栽培のほか、養蚕、紙すき、はたおり、むしろおりなどの副業、および運送や商売などが描かれている。右上部の改極印が名主両判であるから版行は弘化4(1847)年から嘉永5(1852)年と推定されるが、この時代になると農業以外の機能を無視しては農家としての出世が不可能になっていたことを暗示している。
史料群概要
画像有