日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/11.風俗・娯楽 | |
01.絵画 | |
11.風俗・娯楽 | |
開化団珍寿古録 | |
明治13 | |
1880 | |
絵師:国利 落款: 本名等:山村清助 版元:倉田太助 蛎売町二丁目六番地 | |
技法:錦絵 法量:1147×502 | |
数量:1 | |
37TA/00251 | |
解説:1877(明治10)年3月に創刊した週刊の風刺雑誌『団々珍聞』(まるまるちんぶん)は、政治・社会への痛烈な批判が読者から広く支持され、″まるちん″の愛称を受けて活動した。本図は、その内容から同社が企画した双六と推定される。本図が刊行された1880(明治13)年は自由民権運動が最も盛んだった時期であり、国権論や米価問題など批判の対象にこと欠かなかった。振り出しと上り以外の22コマの各項についての具体的な批判内容の検証は、団々珍聞本誌との照合などを通じて進める必要がある。″於車楽娘(おしゃらくむすめ)、鮮坊を款待す″の項で、鉄砲や車を朝鮮半島へ輸出する問題がとり上げられているのは、征韓論後の状況をうかがわせる。なお、No.706にコマの配列を変えただけで、内容は全く同一の異版が収集されている。 | |
史料群概要 | |
画像有 |