日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/05.交通・通信
01.絵画
05.交通・通信
東京往来車尽
明治3
1870
絵師:芳虎 落款: 本名等: 版元:土橋政田屋板   
技法:錦絵 法量:370×743
数量:3続 
37TA/00253
00360
解説:11種の車を集めて、遠景に外輪の蒸気船まで書き添えてある。11種のなかには名称を付けたものもあるが、蒸気車を別にすれば、荷物運搬用と人間乗用とに2分され、人間用は馬に牽かせるものと人力によるものに分かれる。荷附車はベカ車風であり大砲を乗せたのは大八車に近い。人力車は、大八車に日除つきの椅子をのせた形だが、人力車の発明者の一人とされる鈴木徳次郎の開業広告に描かれているのもこの形である(斉藤俊彦『人力車』参照、以下同)。馬車は1頭立て、2頭立て、4頭立てと馬の数が違う分だけ乗せる人数も2人から5人と変り、仕様も無蓋、幌付、半囲いと差がある。左下の3階馬車は総囲いになっているため内部構造が不明だが、実用できたかは疑問である。(『明治開化期の錦絵』より)
史料群概要
画像有