| 日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
| 37TA | |
| 01.絵画/07.産業 | |
| 01.絵画 | |
| 07.産業 | |
| 冨岡製糸場工女勉強之図 | |
| 大正 | |
| 1926 | |
| 絵師:朝孝 落款: 本名等: 版元:大倉孫兵衛 日本橋通一丁目十九番地 | |
| 技法:錦絵 法量:371×246 | |
| 数量:1 | |
| 37TA/00260 | |
| 解説:No.259と本図とは、同じ作者による同じ表題の類似作品の関係にある。しかも、本図の枠外には″原、富岡製糸所の需要に応じ明治六年出版の錦絵を再版す(大正15年渡辺版畫店)″とあって、再版と明記している。一般に再版といえば、原画をそのままの形で、全く加工しないで新しく版行するものと考えられる。しかし、両者を比較すると全体としては似ているが、普通の再版の感覚からいうと、大幅な変更がみられる。始めに、No.259を本図の原画と認めるか否かであるが、上記のように原画は明治6年出版とあるが、No.259に刊記はない。同じ作者が同一の主題を扱って類似の作品を作ることはありえないことではないから、作者がNo.259とは別に本図と全く同一の錦絵を作っていたとすれば、再版の件は解決する。従って、同じ作者が、工場全景、皇后様詠、工場内情景という同じ構成で継承しながら、女工の姿勢や表情、あるいは機械の配置や床面の状態までを変更する再版が存在したか、という2つの疑問が残るのである。 | |
| 史料群概要 | |
| 画像有 |
