
日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/08.商業 | |
01.絵画 | |
08.商業 | |
〔諸病諸薬合戦図〕 | |
(1847~1852) | |
1847~1852 | |
絵師:芳虎 落款: 本名等: 版元:錦昇堂■仁 恵比寿屋庄七 | |
技法:錦絵 法量:364×756 | |
数量:3続 | |
37TA/00297 | |
解説:近世初頭にヨーロッパから伝来した南蛮医学と、幕末期に勃興したオランダ医学(蘭学)があったものの、近世の治病対策の主流は漢方薬であった。本図は、それらの漢方の市販薬の効能を、疾病後の怪異との合戦に仕組んだ戯画である。図中で活躍する薬種は、消毒丸、錦袋円、熊の胆、陳熟艾、薄荷円、三臓円、肝涼円、人参膏に、唯一西洋処方のウルユスの9種である。病名には、疝癪や疳熱などの現在では使われなくなったものや、青筋、生唾などの病名とはいえないものも見られる。 (採寸情報)中央と左の版は絵がつながらないが、すきまなく合わせた寸法を表記した。右・中央は364×504mm、左は364×252mm。(青木睦) | |
史料群概要 | |
画像有 |